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マスクなしの客はご飯大盛無料に。斬新なサービスを始めた理由を店主に聞いた

 岸田首相も野外ではマスク着用を原則不要と発表しているものの、定着したマスク文化を脱することは難しい。ただ、そんな空気感を正面から壊そうとするツイートが注目を集めている。  北海道帯広市に店を構える飲食店「食事処 おざわ」の店主・小沢秀昭さんは10月4日、「立ち退き宣告されてるから何ヶ月出来るかわからないけどうちの店もノーマスク優遇店にしまーす」とツイート。「素顔で入店されたお客様限定サービス」として、マスクをしていない客を対象にライス大盛や食後のアイスクリームなどをサービスするようだ。
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こちらが小沢秀昭さんによるツイート

 また、「当店の営業方針は食事は楽しく!!素顔でのコミュニケーションを大切に!!です」「この方針に対して不安や不満・もしくは不快に思うお客様は大変残念ですがトラブル防止の為に入店をご遠慮して頂きます」と記した貼り紙も添付されている。同ツイートには、11月1日時点で1.1万ものいいねがついており、小沢さんに賛同する人は多い。なぜこのような斬新なサービスを始めたのか話を聞いた。

2020年からマスクなし

 まず、立ち退きの件について、「9月末にいきなり大家さんから『店が老朽化しているから来年度は更新しません』と言われてしまいました」という。立ち退き宣言されたことが、今回のサービスにつながったか聞くと、「それは関係ありません。以前から『マスクなしのお客様限定にサービスしたら面白そうだな』という考えがあり、たまたま立ち退き宣言されたタイミングと重なっただけです」と答えた。  そもそも、これまでもマスクをしていたのだろうか。 「新型コロナウィルスが問題視された2020年春ごろから、すでにマスク着用と感染者数の関係性には違和感を持っていました。コロナ禍であっても私はマスクなしで仕事をしており、店内にパーテーションの設置なども行っていません。いわゆる“感染対策”は入り口付近にアルコール消毒用のスプレーを置くのみです」

反応は上々

 改めて今回のサービスを実施した思いを聞くと、「マスクを外すキッカケになればと思って始めました」と回答。 「マスクをしている人の多くは『新型コロナウィルスに感染したくない、感染させたくない』というよりは、変な目で見られるために仕方なくマスクつけているように思います。そういう空気感を少しでも変えられると嬉しいです」  サービス開始後の反響については、「基本的には常連さんが多いのですが、ツイートを見て来てくれたお客さんがいました。他にも、貼り紙を見て『今度はマスクなしで来るよ』『マスクしないのが普通だよね』と言ってくれるお客さんもおり、賛同してもらえる人が多くて良かったです」と語った。
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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