ちなみに、先日ライター育成講座の「カケルスクール」でトラブルが発生した。このように、副業がキッカケで被害に遭うケースも少なくなさそうだ。副業を始めるうえで注意すべきこととして、「世の中に“楽に稼げる”というビジネスは存在しない、ということ理解しましょう」と釘をさす。 「注意すべきアカウントや企業の特徴として、SNSのDMなどで突然の勧誘連絡を送ってくる場合、基本的に怪しいと考えたほうが良いです。また、仕事内容にもよりますが、ビジネスで結果を出している人が、信頼関係のない人を急に仲間に誘ったりするようなことは、まずありえません」 　続けて、「怪しい勧誘などがあった場合は、まずはGoogleなどでしっかり調べて信憑性を確かめることが大切です。なにより、相手の意見を全て鵜呑みにしてはいけません。ネット上などで他の人の意見も聞いて、情報を精査することも副業をやるための必須スキルではないでしょうか」と締めた。 　肉体労働系の副業で稼ぐためにも、ネットリテラシーの高さが必要であることがわかった。SNSやネットマーケティングを前提にすると、肉体労働系でも知的労働系でも効率的に稼げるのかもしれない。 取材・文／望月悠木フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter：@mochizukiyuuki