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押尾学も参戦!日本初のオーバー30ホストクラブから始まる業界革命

  ‘00年代に俳優・ミュージシャンとして異彩の光を放っていたが、’09年の逮捕をきっかけに芸能界を退いた押尾学。そんな彼は今、ホストグループの相談役として新たな舞台に降り立っている。  週刊SPA!2月7日号のインタビュー連載『エッジな人々』に続き、日刊SPA!では、押尾学と女子大生作家・佐々木チワワ、そして押尾が顧問を務めるホスト店『シンスユークラシック』の社長・和地貴史の3名による鼎談を実施。  日本初となる30歳以上のホストしか在籍しない“大人ホストクラブ”を立ち上げた思いや、今後のホスト業界について語ってもらった。

30歳以上のキャストだけが働く「大人のホストクラブ」の誕生

左から佐々木チワワ氏、押尾学氏、和地貴史氏

佐々木チワワ(以下、佐々木):押尾さんはもともとシンスユーグループ会長の優士さんとお知り合いとのことですが、どういう経緯で「シンスユークラシック」顧問という形で関わることになったんですか? 押尾学(以下、押尾):和地社長を紹介されたとき、かなり話が通じる人だなと感じたのが大きかったですね。最初は断っていたんですが、何度も熱い気持ちで誘ってもらって。熱意に打たれてしまいましたね。 佐々木:和地社長は押尾さんに初めて会ったときはどんな印象だったんですか? 和地貴史(以下、和地):最初から気さくになんでも話をしてくれるし、昔からの仲間に会ったような感じだったんですよ。それからプライベートで一緒に飲んだり、遊びにも連れていってもらって。付き合っていると、こんなに熱い人がいるのかっていうぐらい(笑)。  そんな押尾さんとタッグを組めたらホスト業界で面白いことができると思ったんです。 佐々木:30歳オーバーしか働けないホストクラブは日本初だと思うんですが、なぜそういうコンセプトに? 和地:自分がホストを始めたのが22年ぐらい前なんですけど、その当時『愛本店』っていう老舗店ではホストの平均年齢が40歳ぐらいなのに、売り上げが月間1億円とかあったんですよ。  このトレンドは必ずまた来ると思って、会長に30歳以上のキャストだけが働く「大人のホストクラブ」を提案したんです。

芸能人や元タレントの“お遊び”にはしたくない

佐々木:‘21年7月にオープンしてから、どんな客層が多いんですか? 和地:やはり時代は繰り返すというか、20歳ぐらいの頃に歌舞伎町で飲んでいた女性が40代になって、久しぶりに会いに来てくれることもありますし、今の20代の女性でも若いホストのノリに疲れちゃったっていう方も意外と多いんですよ。 佐々木:そうなんですね。最近だと、芸能人や元タレントの人が一日だけホストをやる企画が流行っていたりするんですけど、個人的には反対派で。結局、その有名人に会いに行ってお金を落とすだけの箱になって、周りのホストの接客もうまくいかないことが多いと思うんですよ。 押尾:いいこと言うねぇ。そう思います。 佐々木:そういうなかで、押尾さんが顧問として継続的にお店に関わる意義というのは? 押尾:私自身、ホスト業界という巨大なものに関してはとても言える立場ではないですけど、「シンスユークラシック」を少しでも世に広めて、たくさんのお客様に来てもらえるように少しでも協力できたらいいなと思っています。 佐々木:押尾さんは毎週金曜の“スーパーFRIDAY”イベントでは接客もされていて、女性だけでなく、男性客も多いと聞きました。 押尾:昔からのファンだったり、経営者の方とか来てくれますね。男性が入れるホストクラブっていうのはあまりないので、すごく新鮮みたいですね。 佐々木:キャバクラとは違うホストにしかない面白さとは? 押尾:ホストって世間的にはラクな仕事だと見られがちですが、実際にやってみると究極の営業だと思うんです。  お酒の飲み方、接客など徹底してお客さんを楽しませるプロの集団ですから。初めて来られた方は驚きますよ。私はもうプレイヤーは難しいですけど。 和地:いやいや、学さんが本気出したらガツンといっちゃいますよ(笑)。ただ、そういう安売りはしたくない。40代前後の方が来られても、ウチは同世代のホストも多いので、このお店にしかない体験ができると思います。
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“オジホス”は潜在的需要が高い
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