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パチンコ店がマスク着用義務を“いち早く”解除。ファンの声は

日本一とも言われる換気性能

 そのパチンコ業界が多くの業種業態のなかでも、いち早く、マスク着用を客の個人判断に任せるとしたことには、日本一とも言われる換気性能の良さに加え、過去3年間、一度もクラスターを出さなかったという実績の裏付けがある。  SNSでパチンコ業界団体が「3月13日からマスクは客の個人判断」と公表したことで、ファンからは様々な声が上がっている。 「やっとマスク解禁か…長かった」 「遊技台の間にはボード(飛沫感染防止ボード)もあるし、着けたい人は着ければ良い」 「マスク生活もあとわずか、喜ばしいこと!」 「俺たちのアイドル店員が、アイドルじゃなくなってしまうかも…」  などとマスクを外すことに賛意を示す声が多い。これはパチンコ店に限った話ではなく、社会全体で歓迎する声が大きいことが反映されているのだろう。  一方で、まだマスクを外すことに不安を感じる人が少なからずいるという事実もある。特に高齢者層にその傾向は強く、ホール関係者からは、「他のお客さんがマスクを外したら、高齢者の方の足がまた遠のいてしまうのでは」と不安の声も漏れ聞こえる。  3年以上に及ぶ新型コロナの非常事態からの脱却を目指すのだから、社会的なハレーションが起こるのは仕様がないこと。あくまでパチンコ店でもマスクの着脱は「個人判断」としているので、当分の間は変わらずマスクを着用し続ける客もいるのだろう。  それでも社会の正常化を目指すうえで、過去の苦渋に苛まれ続けたパチンコ店が、この判断をしたことは大きな影響を及ぼしていくのではないか。 <文/安達夕>
フリーライター twitter:@yuu_adachi
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