更新日:2024年03月21日 09:18
スポーツ

人気ティーチングプロ・三觜喜一がゴルファーの悩みに回答「スタンス幅」「重心位置」…正解とは

Q3.アドレス:構えた時の重心位置は、つま先側? カカト側?

A.絶対につま先側。カカト体重では、お尻が落ちた構えになる  体重は基本的にはつま先側の“前体重”がベスト。カカトにはまずかかりません。なぜかというと、カカト体重だとお尻が落ちたアドレスになるから。そのスタイルのままバックスイングすると、Q2で触れた「肩がヨコ回転」するスイングになってしまいます。体のバランスを取るのも難しくなるのです。  そもそもアドレスしたときに、どこに重心があると安定するでしょうか? つま先かカカト、多少の個人差はあるとしても、どちらかといえば前傾姿勢で前体重のほうが体が安定するはずです。 誰も知らなかったゴルフの真実 もちろん、クラブが動くことによって重心位置は移動しますが、体の前にあるボールを打つのですから、つま先重心のほうが理に適っているのです。

Q4.テークバック:重心移動は、どの程度意識すべき?

A.意識は不要! 正しい重心移動は、正しくクラブを振れた先にある  僕は普段、重心移動について解説することはありません。なぜならば下半身の動きや重心の移動は、すべて結果として自動的に起こるものだからです。  やるとわかりますが、地面のボールに対して強く力を伝えたいときに重心が右に残る人はいませんし、重心が左にいきすぎてもエネルギーを伝えるのは難しい。真下のボールに向かって最も強く出力しようとすれば結果的に正しい重心移動が行われているものです。  それに、「体をどう動かすか?」と考えるとクラブを振ることが後回しになり、振り遅れなどのミスを誘発します。つまり、ボディ側の動きは極力意識しないほうがいい。クラブの正しい使い方を意識したほうが、下半身の動きが良くなっていくのです。
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!
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