よく言われがちなのは、プロダクション側が所属するセクシー女優たちを芸能人に“性的なアテンド”をしているのでは？　という疑問。「だからこそ芸能人の知り合いが増えるんじゃないか？」と囁く人々も多いが、少なくとも私が所属している事務所でそのようなことは一切なかった。プロダクションとしても、商品（＝女優）に傷をつけられてはたまったもんじゃないからである。 　もしかするとアテンドは自分の知らないところで行われているのかもしれないが、金銭が発生しているのなら完全に仕事でしかないので、“交友”とは言い難いだろう。少なくとも芸能人と交友関係にある多くの場合は、女優たちがプライベートで動いた結果、ということだ。 　どんなに売れていても芸能人には一切興味がなく、これといった交友関係もないまま引退していく女優も多い。この手のタイプは業界内に友達をあまり作らないか、派手な遊びを好まないかの二択であることがほとんどだろう。 　正直なところ、それなりに仕事があるセクシー女優なら人脈を作ってあの手この手を使えば芸能人に近づくのは不可能ではない。けれどもあえてそれをやらないのは、単純に興味がないから。これに尽きる。 　あとは稀なケースだが、芸能人との関わりに興味があれど自信がなく、「自分なんて恐れ多い」という気持ちが強いと見知らぬ世界へ飛び出す気が失せていく。そこそこ知り合いが多いのなら必ず一回くらいは飲み会のお誘いを受けるだろうけど、「私が相手にされるわけがないから……」「気にはなるけど、なんか芸能人コワイし」とあえて断っている女優もいた。