更新日:2024年01月25日 14:11
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「またわけわかんないこと言ってる」授業中、友人からバカにされる9歳の息子…悩む親に人気芸人が教える“大切なこと”

教室は子どもたちが間違い、戸惑う場所

小学生 とはいえ、もちろん先生は、手を挙げていた児童が間違うことも予測していらっしゃいます。そして、手を挙げていたけれど、発表の途中で自信がなくなって言葉に詰まってしまう事態も予測していらっしゃいます。  教室は子どもたちが間違ったり戸惑ったりするべきところであるというのは、もはや学校教育において周知の事実です。  再び学校側を正当化するような論述になってしまい、さぞかしお父さんには読みづらいのではないかとお察しいたします。ついでにあともう一つお察しさせていただきます。

ツッコみが上手になるよう仕込んであげるべし

「いや、息子が言葉に詰まるのは、息子が手を挙げたときのことじゃなくて、誰も手を挙げないときに教師が勝手に当てるときあるやろ。それを言うとんのじゃ」と、ツッコんでらっしゃるのではないでしょうか。  ならば先生は、「今日24日やから出席番号24番。ではなくて、2と4を足して6、出席番号6番の者」みたいにふざけた当て方をする方かもしれません。ぜひ息子さんにはツッコみが上手になるように仕込んであげてください。  クラスメイトが息子さんに飛ばす罵声を、和やかなおふざけに変換させられるのは息子さんのツッコみです。息子さんの力で、教室で失敗することの尊さを、教師や児童に教えてやりましょう。 「なんやその当て方」 「わけわかることだけ言うても意味ないやろ」 「いや、だせえのは先生やろ」  勇気あるツッコみに幸あれ。 ★失敗する尊さを、教師や児童に教えてやりましょう
’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論

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