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『IPPONグランプリ』徹底解説!「沖縄お刺身ブルー」か「ショムニブルー」か?バカリズムvs笑い飯西田の死闘を振り返る

バカリズムがトップで、Aブロック最終問題

 第2問以降もバカリズムがトップを走り続け、Aブロック最終問題「天を駆けるペガサス実際に乗ってみたらガッカリ。その理由とは?」へ。ペガサスをどういう視点から見るかで回答が変わってくるのが面白い。 「地上のワゴンRのほうが速い」(粗品)「首のところでずっと、にしたんクリニックのCMが流れている」(かたまり)は、ペガサスを乗り物視点で捉えたもの。「結構ちゃんと外の動物のにおいする」(かたまり)「手術終わりなのか首にこういうの(※エリザベスカラー)つけている」(ユースケ)と、動物視点で捉えた回答もIPPONを取っていく。  このお題では、秋山が4つのIPPONを取りバカリズムを猛追。「ラブホテル街の上空で体が熱くなってきた」「まぁ~ずっとセキばっかり」と、他とは一線を画す角度で答え、最後は「降りるときに機械的な音でバイバイマタネ、バイバイマタネ……」とペガサスをロボットにしてしまった。  しかしバカリズムも逃げる。ペガサスの要素を生かして「思っていたより鳥が強い」「毎回終わったあとぐったりされる」を絵で答え、さらに3つのIPPONを獲得。結果、バカリズムが2位の秋山に2本差をつけて決勝進出! 「サドンデスで負けることが多かったので必死でした」と振り返るバカリズムに、かたまりは「バカリズムさんやっぱすげぇんだぞ!っていうことを地元の友達とかに自慢したいですね」と褒め称える。

Bブロック:川島vs西田 激闘の行方

 Bブロックの出場者はう大、川島明(麒麟)、西田幸治(笑い飯)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、堀内健(ネプチューン)の5人。意気込みを問われたう大は「うーん……なんか……あの、調子はいいです」と、たっぷり間を取って返答。すでに空気ができている。  Bブロックは、川島と西田が激しく競り合った。第1問ではお互い3本で並び、第2問の「写真で一言」終了時はトップの西田が5本、川島が4本で続く。第3問は「『続いてはカルガモ親子の大冒険です』よりも、もっとほっこりするニュースを教えてください」。動物&ほっこりという、笑いに繋げるには難しいお題だが、川島の「エエ声」がニュース風の回答を読み上げるだけでもう可笑しい。 「続いては間違えてラーメン二郎の行列に並ぶペンギンです」 「続いては尾木ママの二度寝です」 「続いては真夏の大冒険! 四国一周に成功したルンバです」  と、川島はこのお題で3つのIPPONを取り西田を逆転。苦戦する西田だが「続いては本当のコアラのマーチです」という会心の一答で食らいつく。「続いては中1男子長財布を買う」(う大)も大変ほっこりして良かった。
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川島と西田が1本差のまま最終問題に
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ライター。大手SIerにてシステムエンジニアとして勤務後、フリーランスのライターに。理系・エンジニア経験を強みに、企業取材やコーポレート案件など幅広く執筆するかたわら、「路線図マニア」としてメディアにも多数出演。著書に『たのしい路線図』(グラフィック社)、『日本の路線図』(三才ブックス)、『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』(ダイヤモンド社)など。X(Twitter):@inomsk

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