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『IPPONグランプリ』徹底解説!「沖縄お刺身ブルー」か「ショムニブルー」か?バカリズムvs笑い飯西田の死闘を振り返る

川島と西田が1本差のまま最終問題に

 川島と西田が1本差のままBブロックは最終問題に突入。お題は「あなたが砂かけババアと不倫に落ちた理由を教えてください」。5人それぞれが砂かけババアを妖怪として見たり、リアルな女性として見たりと、違う角度からIPPONを量産していく。 「ハロウィンでコスプレした若い女だと思った~!」(西田) 「彼女は人間になりたくて、僕は妖怪になりたかった」(う大) 「みんなで飲み会だったんですけどぬりかべのせいで個室になってしまった」(川島) 「もうババアなら誰でも良かった」(野田) 「お祭りでバッタリ会ったときの私服がかわいかった」(ホリケン)  最終問題が終わって川島と西田が9本で同点で、サドンデスに突入。先にIPPONを取ったほうが決勝進出だ。サドンデスのお題は「このかるたの読み札を教えてください」。絵札には大ガエルにまたがった忍者が描かれ、頭の文字は「け」。両者ほぼ同時に書き始めたが、先にボタンを押したのは西田だった。出した答えは……。 「けっきょく車くらい維持費かかるんよ」  この嘆きに高速でIPPON! 松本のリクエストで川島の回答を見てみると「検証しよう! これでドライブスルーいけるかな!?」で、スタジオは「もしこっちが先だったら……!」という空気に。どちらもカエルを車に見立てているから、先に出したほうがIPPONを取れなくても、後に出すほうはインパクトが薄れてしまうだろう。どちらが先に出すかという駆け引きのなか、素早く確実な一撃を食らわせた西田が決勝に駒を進める。

決勝戦:東の王vs西の鬼

 決勝戦のカードは、Aブロック勝者のバカリズム vs Bブロック勝者の西田。「東の王vs西の鬼」の対戦が実現した。3本先取したほうが優勝だ。  第1問は「ローマ字表記にすることか?何?」。Bブロックの勢いそのままに西田が先んじて「Ai tomima teeeeeeen」と、eを多めに打ち出すテクニカルな回答を出すがこれは届かない。続くバカリズムの「相手はIPPAN-JINです」もあと一歩だったが、さらに「GAIHAN・BOSHI」と外反母趾をカッコよく表現してIPPON。まずはリードを奪う。
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バカリズムの焦りが出た瞬間は…
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ライター。大手SIerにてシステムエンジニアとして勤務後、フリーランスのライターに。理系・エンジニア経験を強みに、企業取材やコーポレート案件など幅広く執筆するかたわら、「路線図マニア」としてメディアにも多数出演。著書に『たのしい路線図』(グラフィック社)、『日本の路線図』(三才ブックス)、『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』(ダイヤモンド社)など。X(Twitter):@inomsk

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