更新日:2024年01月25日 14:54
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「妻の浮気で離婚したこと」を8歳の娘に伝えるべき?塾経営の笑い飯・哲夫が教える“愛娘に好かれる”説明とは

「結局は、人のせいにする必要なんか全くない」

離婚

※写真はイメージです(以下同)

 個人的な話で恐縮ですが、自分の娘には絶対にダサいと思われたくないんですよ。ですから、おならをするときも、強烈な音を出して娘が笑えるように努力していますし、もし臭いおならが出たときは、娘の鼻に届く前に全て吸い込みます。まるで空気清浄機のようです。  空気を清浄するお父さんを、どうして娘がダサいと思うでしょうか。思うはずがありません。  同じように、娘にもダサい人にはなってほしくないと思っています。だから、娘に何かの失敗があったとして、娘がその失敗を兄弟や友達のせいにしたりすると、すぐに怖い顔で叱っています。人のせいにしなかったら叱りません。  失敗は失敗で大事な経験ですし、次の成功に繋がる助言だけをして、ほったらかしています。いろんな人に人生哲学を教えてもらいましたが、結局は、人のせいにする必要なんか全くないんですよね。

人のせいにしているその行為がダサく見られる

離婚 もし自分以外の人が明らかに失敗の原因だったとしたら、その事実はこちらからわざわざ言わなくても、知らないうちに世間に周知されています。そしてそんなことより、人のせいにしている人のその行為がダサく見られるわけです。  一生懸命、人のせいにしている上司や同僚を見たことはないですか。そら悪いのはほかの人かもしれへんけど、そこまで自分が悪くないて言わんでもええがな、と心の中で爆笑したことはないですか。  さて、お嬢さんを傷つけないように家族の状況を伝えるにはどうしたらいいかというご相談ですが、元奥さんを悪く言うとお嬢さんが傷つくおそれがあります。  お母さんは綺麗でよくモテる人だから、お父さんにはもったいなかったんだよ、とうそぶいて、愛娘にモテてください。 ★浮気のことを娘に伝えるのはダサいからやめよう (イラスト/とあるアラ子 図版/ミューズグラフィック)
’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論

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