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“せどり”の副業に限界を感じた34歳男性が、“OEM”で月100万円超を稼ぐまで

副業に挑戦、せどりで毎月20万円の収入を得るも…

せどり そこでDさんは、まず副業を始めることにしました。 「最初にチャレンジしたのはブログです。本業の理学療法士と関係あることや、学会の経験などをブログで発信し、アフィリエイトで収入を得られないかと考えました。  独学で勉強したものの、ブログは毎日書き続けなければ伸びない。さらには読者を広告に誘導しなければならず、純粋に自分が書きたいことが書けない……という部分がメンタル的にキツくて。  その次は、隙間時間にできると思って、せどりに手を出したんです。コツをつかむまでは2~3か月かかりましたが、すぐに毎月20~30万ほどの利益を出せるようになりましたね」

プライベートの時間は皆無、家族と険悪に

 副業としては大成功に思えますが、せどりを始めたDさんの毎日は決して「幸せ」とは言えませんでした。  仕事が終わってから帰る途中で商品を仕入れ、子どもをお風呂に入れて寝かしつけた後、深夜に検品や梱包を行います。作業が朝までかかり、寝不足で職場に向かうこともあったそうです。 「価格の相場が毎日変わるため、どうしてもスピード勝負になってしまいます。今日仕入れた分は今日売らなくてはと考え、ずっと気を張っていたんです。休日に家族で出かけている時でさえ『ちょっと仕入れをしてきてもいいか?』と聞いて、妻の機嫌が悪くなることも頻繁にありました」  副業のおかげで収入が増えた一方で、自由な時間は無くなり、家族との関係も悪化しかけていたDさん。この生活を2年ほど続けたすえに、限界を感じるようになりました。 「このままではいけない……そう感じていた頃にYouTubeで物販NAVIの『せどり終了。2022年副業として始めるのは絶対やめて。』と題した動画を見つけ、Amazonでの自社ブランドOEMというビジネスに出合ったのです。  最初は“そんなにうまくいくのか?”と疑問に思いましたし、スクール代や初期費用などのハードルも高く感じました。ただ、それまでの経験で、ある程度のハードルを乗り越えた人しかリターンを得られないこともわかっていたので、今の状況を変えるために入会の決心をしました」  そこには、「やるからには絶対に成功する」という強い意思がありました。そして「万が一、失敗したとしても、絶対にかかった費用は働いて取り返すから」と妻を説得し、自社ブランドOEMの世界に飛び込んできたのです。
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商品の失敗で気づいた目先の利益よりも大切なこと
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物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

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