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“せどり”の副業に限界を感じた34歳男性が、“OEM”で月100万円超を稼ぐまで

 皆さん、こんにちは。「物販NAVI」を運営している物販コンサルタントの船田寛と申します。
船田寛

「物販NAVI」を運営する物販コンサルタントの船田寛氏

 これまで約半年間にわたって連載してきましたが、今回がついに最終回。ご紹介するのは、私が教えているスクールの生徒Dさん(34歳・男性・既婚)の事例です。  Dさんは理学療法士として病院に勤務しながら、大学院で博士課程を修了するほど優秀な方です。それでも将来への不安から副業で「自社ブランドOEM」を開始。現在では毎月100万円の利益を出しています。

理学療法士として働きながら大学院へ

理学療法士

※写真はイメージです。以下同

 大学卒業後、地方の病院で理学療法士として働き始めたDさん。入院中の患者へのリハビリテーションは、肉体を酷使する重労働かつ、お盆や元旦なども関係なく365日行われるため休みは不定期。それでも職場環境はとてもよく、同僚や上司にも恵まれていたと言います。  向上心の強いDさんは、さらに成長するべく、働きながら大学院へ……。 「大学時代の恩師の影響もあり、終業後には大学院に通い、修士・博士課程を修了しました。  休みの日も論文を書いたり学会の準備をしたりと大変でしたが、指導してくれる方の期待に応えたいと、一心不乱に頑張りました。正直、かなり忙しかったと思いますが、論文が認めてもらえたり、患者さんの役に立てているという実感があったりしたことが原動力になっていましたね」

博士課程を修了しても「月給はたったの1万円上がる程度」

 学術面・経験面ともに理学療法士としてのキャリアを順調に積み上げていたDさんですが、コロナ禍に突入すると、将来への漠然とした不安を抱えるように……。 「妻が出産したのとコロナが始まったのがほぼ同時期だったのですが、今後の自分や家族について想いを巡らせているうちに、“これでいいんだろうか”と考えるようになったんです。当時勤務していた病院の評価方法では、博士課程を修了しても月給は、たったの1万円上がる程度。努力すれば、そのぶん右肩上がりで収入につながるというわけではありません。僕の必死の努力も、あくまで自己研鑽・ボランティアという位置づけでした」  とはいえ、理学療法士として働いていれば、この先もずっと安定した暮らしができるでしょう。しかしDさんは、仕事に対して物足りなさを感じるようになっていきました。 「頑張ったら頑張ったぶんだけ現実的なお金として反映されるような仕事がしたいという気持ちが出てきたんです」
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副業に挑戦、せどりで毎月20万円の収入を得るも…
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物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

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