仕事

タクシードライバーの人生を変えた「酔っ払い客の“失礼な一言”」副業から本業に、事業を軌道に乗せるまで

 皆さん、こんにちは。「物販NAVI」を運営している物販コンサルタントの船田寛と申します。「仕事」というのは人生の一部です。しかし、仕事に自信が持てないことで人生に不満を抱えている方も多いと思います。たとえば、「もう少し生活やお金に余裕があれば結婚できるのに」とか「趣味を仕事にできればもっと毎日が楽しいのに」と考えてしまうことはありませんか?
船田寛

「物販NAVI」を運営する物販コンサルタントの船田寛氏

 今回は、私が教えているスクールの生徒さんで、Cさん(40歳・男性・既婚)の例を紹介します。  Cさんはタクシードライバーから副業でOEM事業を開始して大きな成果を挙げ、2つのブランドを売却。2000万円を超える大金を手にすることができました。事業が成功し、自信がついたCさんは昨年結婚。現在では奥様をきっかけに始めた趣味を生かしたビジネスを展開しています。

「そんなのビジネスじゃない」タクシードライバー時代の悔しさをバネに…

タクシー

※写真はイメージです。以下同

 Cさんはこれまで様々な職業を転々としてきました。地方の飲食店、弁当屋さんの厨房、Web関連の仕事などを経て「人に使われて働くのが得意ではない」と自覚したといいます。そして、31歳の時に都内でタクシードライバーになりました。 「働き方がとにかくハードでした。朝9時~朝4時まで19時間も働いたのち、1日休みが基本。19時間のうち3時間は休憩とはいえ、体力的にも長く続けることは難しいと感じていたんです」  そんなハードな生活を送りながらも副業に精を出していたCさん。OEMでタッチペンを販売、当時の年収は副業も合わせて480万円……決して低くはありませんが、Cさんには「独立したい」という強い思いがありました。 「深夜、六本木から川崎まで乗せたお客さんで、明らかに自分よりも若かったのですが、その距離でタクシーを使うくらいですからお金に余裕がある様子。会話の流れで副業について話したのですが、『そんなのビジネスじゃない』とバカにしたように笑われました。相手は酔っていましたが、僕としてはかなりショックな出来事で、“いつか絶対に自分が世の中に価値提供できるような仕事をしてやる”と強く心に誓いました」

競合から言いがかりをつけられて事業撤退

 そう思ったCさんですが、副業には暗雲が……。タッチペンの売上は月80万円で利益としては30万円ほどを稼ぐほど順調でした。しかし、同じ市場で売上がさがったライバルの逆恨みで「不当専売だ」「著作権侵害だ」などと言いがかりをつけられてしまったのです。  ライバルとCさんの商品は同じ工場でした。ライバルの方がその工場と付き合いが長く、取引金額も大きかったことから、圧力をかけられてしまったといいます。その結果、Cさんは仕入れができない事態に。  やむなくCさんはタッチペンの事業から撤退することにしました。
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