ナチスを支持した「偉大な哲学者」の決定的な“間違い”とは何だったのか…マンガですっきり解説
ユダヤ人迫害などに代表されるナチス・ドイツの残虐行為。
その行為は、当時のドイツの国家元首であったアドルフ・ヒトラーの独裁として片づけられがちだが、背景にあったのが「大勢の人々の無関心と同調」だ。
安易な同調や無関心は自分で考え、判断する機会を失わせる。責任の不在がいずれは全体主義を生み、社会を腐敗させる。
その構造について警鐘を鳴らしたのが、マルティン・ハイデガーの執筆した『存在と時間』。
難解で有名な同著をわかりやすく紹介したNHKのテレビ番組「100分de名著」の放送回を、コミック化したのが『まんが!100分de名著 ハイデガー 存在と時間』(扶桑社)だ。
商店街の再開発問題について、住民間で揉める主人公たちが、ハイデガーの『存在と時間』を通して成長するというストーリーを通じて、20世紀最大の哲学書を解説する。
そんな同著より、一部を抜粋・編集してお届けしたい。
マンガで読み解く!ハイデガーの哲学書
『まんが! 100分de名著 ハイデガー 存在と時間』 二十世紀最大の哲学書『存在と時間』がまんがでわかる! |
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