ここでは、ChatGPTに親族会の飲食メニューを決定するためのアンケートを作ってもらいます。まずはあなたの置かれている状況と要望を伝えます。 　具体的には「開催が1カ月後であること」「20人規模のホームパーティーであること」「食べ物と飲み物を決めるためのアンケートであること」を伝えます。 　第一回、第二回では、間違った解釈をしないように、「前提」や「制約条件」に分けて詳細な情報を提供していましたが、必ずしも分ける必要はありません。アンケート作成など「事細かな設定がいらない」「形式をChatGPTに任せてもいい」場合は、一文でプロンプトを書いても、大きく外れた回答にはなりません。 　すると、下の画像のような回答がきます。「前提」や「制約条件」がなかったため、「適宜カスタマイズしてください」といった記述や、「締め切り日を記入」「連絡先を記入」といった文言がありますが、逆に汎用性があり、使い勝手のいいものになります。 　いかがでしたか。ChatGPTでは、前提や条件など詳細な情報を提供することで、より精度の高い回答を得ることができるとお話してきましたが、アンケート作成など「ある程度、自由度の大きい文章」を作成する場合は、逆に必要最低限の情報を提供する方が、汎用性のある、使いやすい回答を得ることができるのです。 文／日刊SPA!編集部