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「異性との出逢いは合コンよりひとり居酒屋」ハライチ澤部が取り憑かれた“ひとりメシ”の魔力

人間の営みすべてが「ひとりメシ」に詰まっている

「ひとりメシ」の深淵さに魅了されたら、もう後には戻れない

結婚してからひとりでご飯に行く回数は激減したそうだが、家族で食べる食事とは違った魅力が「ひとりメシ」には詰まっている。 澤部:僕は毎朝、仕事が終わる時間と予想帰宅時間を妻に伝えています。「ひとりメシ」をするのは仕事がたまたま早く終わった後の夕食までの隙間時間が多い。夜遅くならない時は夕食を準備してくれているので、「ひとりメシ」を敢行して帰宅した僕に待っているのは「家族メシ」。しれっと平らげますが、ダブルパンチで僕のお腹はもうパンパン。それでも「ひとりメシ」にハマるのは、可能性が無限と言うんでしょうかね。 NBAの動画を見たり、小説を読んだり、かと思えば、妻や子供との生活や今後の人生に思いを馳せたり、思い悩んだり元気がないときはお客さんの活力を吸収できたりもする。その実、それらの人間的な活動を支えているのは、動物的な本能というか、「ひとり、メシが食いてえ」という“内なる野生”の呼び声だったりする。人間の営みすべてが「ひとりメシ」には詰まっている。その深淵さに魅了されると、もう止められないですね。

「ジャンプ」 住所 東京都渋谷区上原1-33-16 オーツカビル1F 定休日 無休

「ひとりメシ」は、ただ飯をひとりで食うのにあらず。その世界は果てしなく広く、深く、そして答えもない。そんな「ひとりメシ」にクローズアップし、人気お笑い芸人2組がお互いのお気に入りの店から「ひとりメシ」を中継し合う新感覚グルメ番組『ひとりメシ』は、毎週日曜日の夜11時30分から放送中だ。 澤部佑 さわべ・ゆう 1986年5月19日、埼玉県上尾市生まれ。幼稚園からの幼馴染である岩井勇気と、2006年にお笑いコンビ「ハライチ」を結成し、ツッコミを担当する。芸歴3年目にしてM-1グランプリ決勝に進出し、その後はファイナリスト常連に。2023年1月からはバラエティ『ぽかぽか』でコンビ初の帯番組MCに就任し、お昼の顔として活躍。毎週木曜深夜24時からはTBSラジオで『ハライチのターン!』を放送中 <取材・文/谷口伸仁 写真/林 紘輝>
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