更新日:2024年11月29日 14:48
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高額バイトとして人気の「治験」定年後に参加する人が増加。50泊で“謝礼金100万円超”の案件も

治験は副次的な健康管理にもなる?

シニア 治験「大きく分けると、健康な状態の健常時、何かしらの疾患を抱えている有疾患の方を対象とした2つのタイプがあります。ただし、60代にもなると病院に通院している方も多く、若い方のようなレベルでの健康を維持している人は少ないでしょう。その点、生活習慣病や糖尿病など、有疾患向け治験は、募集対象の疾患に該当していれば合格基準は緩めです。特定健康食品や美容品などのモニターなども、条件のハードルは低くめに設定されています。こちらも、応募者が多い傾向にありますね」  ほかにも事前のスクリーニングでは一般的な健康診断よりも細かい精密検査を実施。治験が受けられなかったとしてもここで思わぬ身体の異常が発見できることも。

報酬ばかりをアピールするサイトは注意

「異常があれば本人にも知らされるので副次的な健康管理にもなり、そこを目的のひとつにして応募される方もいるようです。とはいえ、治験を募集するサイトの中には、報酬面のことばかりをアピールところも少なくありません。そういうサイトは運営スタッフに専門知識を持つ人間がおらず、現場でトラブルが多いとの話も聞きます。そのため、登録するサイトは慎重に選んだほうがいいと思います」  すでに仕事を辞めている方なら時間に余裕があるため、拘束期間の長い入院型の治験でも支障は少ない。それ以外にも治験には多種多様な案件が用意されている。新薬開発という社会貢献に協力でき、かつ報酬を得ることできるのは大きな魅力。健康管理にもつながるし、思っていた以上に受ける側にとっても治験のメリットは大きいのかも。 生活にプラス治験ネット 担当・藤井氏】 治験、臨床試験モニターなど幅広い案件を取り扱う大手サイト。現在、会員数が9万人を超える <取材・文/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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