ニュース

「何かがあるたびに母親がお尻を叩く棒を」40代元DV加害者が明かす、壮絶な生い立ちと暴力の連鎖

DVが行なわれているとき子供たちは?

――そういう時、子供たちはどうしているのでしょう? 中島:子供の目の前で喧嘩することもあり、そういう時、長男は黙って終わるのを待ち、下の子は「やめて!ケンカしないで!」と止めようとしてくることが多かったですね。実は次男よりも長男のほうにすごく厳しくしてきたので、常に僕の顔色を窺っていて言いたいことが言えなかったのだと思います。 ――ステップに入ることになるきっかけとなる直接的な出来事はありますか? 中島:ある日、妻と些細な口論になった際にエスカレートして、ついに殴ってしまったんです。手を挙げたのはそれが初めてでしたが、目の前にいた子供は泣き叫び、すぐに離婚だという話になりました。直後は「向こうが煽ってきたからだ」と思っていたものの、時間が経って落ち着くにつれて、「なんてことをしてしまったんだ」と、ことの重大さに気づきました。

YouTubeを見て電話したのがきっかけ

DV

取材に答えるDV加害者の中島さん(仮名)

――妻側の反応はどうでしたか? 中島:「あなたがそういうことをする人だとは思わなかった」という部分でショックが大きかったようで、しばらくは毎日泣いていましたね。 ――どうしてそこからステップに入ることになったのでしょう。 中島:実はそれから少し経った頃、子供たちに「僕らのために離婚しないでくれ」と懇願されたんです。それで自分も、相手も少し冷静になりました。そして話し合いを続ける中で、妻から「離婚したくないのであれば、カウンセリングを受けて報告してほしい」と提案されました。たまたま妻が、栗原さんがお話されているYouTubeを見つけて勧められ、電話したのがきっかけです。結局面談したその日に「即日入ったほうが良い」と言われ、その日の夜からカリキュラムに参加するようになりました。
次のページ
「生まれて初めてめちゃくちゃ泣いた」
1
2
3
4
5
6
おすすめ記事
ハッシュタグ