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9000万円分飲んで“消えた”女性客、担当ホストは死ぬまでタダ働き「歌舞伎町から売掛がなくならない」理由

 欲望が渦巻く新宿歌舞伎町。トー横キッズにホス狂、新大久保のたちんぼ。危険と隣あわせの夜の世界で刹那的に生きている彼女たちは事件に巻き込まれることも多いが、その度に世間からは「自業自得だ」と批判を浴びせられる。彼女たちは、一体どうしてそこにいて、どう生きているのか。エッセイストでライターのyuzuka@yuzuka_tecpizza)が取材する(以下、yuzuka寄稿)。

売掛制度の問題点をホストに聞いた

歌舞伎町

※画像はイメージ

 前半の記事では、実際にホストクラブに通って”売掛沼”に陥ったRさんの話を取り上げた。見えてきたのは、売掛制度が苦しめるのはお客側だけではなく、ホスト側でもあるということだ。  高額な「売掛」を踏み倒された時、同額の借金をホスト自身が被ることになるそのシステムは、この問題を複雑化させる原因となっている。そんな状況でも、ホストたちはどうして「売掛制度」に頼り続けるのか。今回は実際に現役ホストとして働く立場でありながら、SNSで売掛制度に異議をとなえているはっしーさん@yyooos)にお話を聞いた。

家出をして14歳から夜の世界に

 はっしーさんが夜の世界に足を踏み入れたのは、14歳の時だった。親との関係が上手くいかず、実家のある兵庫から福岡に飛び出し、それから一度も戻っていない。当時は年齢確認が甘く、女の子をキャバクラなどに紹介する「スカウト」であれば、未成年だった彼でも働くことができた。  ある程度お金を貯めたはっしーさんは東京に移り、ホストクラブで働きはじめ、今年9年目となる。「モテてモテてしょうがないので、それを商売に生かそうと思って」と、冗談めかして笑う彼の印象はとても柔らかく、ホストらしくない。  彼は「LINEを返さないホスト」としても有名で、無理な色恋営業も行わない。その理由について「本来の自分で無理なら、そこで諦める。お互いしんどくなってしまうから」と語る。
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軽度の“愛着障がい的な”女の子も
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