更新日:2024年05月20日 16:56
お金

36歳の現役パチプロが見据える「その後の人生」。“会社員になりたくない”を貫き通して…

ライフワークの「銭湯・サウナ通い」を商品に

サウナ Hさんがパチンコ断ちまでしながら作った1商品目は「スパバッグ」でした。自分の洗面用具やタオルなどを銭湯やスパなどに持っていくためのメッシュ素材のバッグです。 「パチプロはすごく肩がこるので、毎日のように銭湯に行っていました。自己紹介で銭湯好きだと話した時に船田さんから銭湯関連のグッズはどうかと。近年はサウナブームもあって市場も大きくなっていますし、リサーチで可能性を感じたのでサンプルを取り寄せて商品を決定しました。初月は300個発注し、半分の150個が売れました。ただし、初月は広告費をかけたので赤字に。その後は安定して毎月100個前後は売れるようになり、利益も出てきています」  Hさんの商品が比較的順調に行っている理由はページ作りです。似たようなライバル商品も多い中、HさんのLP(商品の販売ページ)は使用時がイメージしやすく、清潔感もあります。ライバル商品と比較されてもHさんのところで購入する流れを作ることができました。  2商品目も同じ戦略が成功し、コンスタントに毎月150個前後売れています。その結果、現在は2商品で毎月7万円の利益が出ています。 「自社ブランドOEMが軌道に乗ったのでパチンコも再開しました。自社ブランドOEMで得られるお金は7万円ですが、次の商品に投資するための資金にするので、まだまだパチンコがメインの収入源です」

“会社員になりたくない”を必死で貫き通した

 Hさんの働き方は決して「一般的」ではありません。同級生たちは会社で出世したり、結婚し子供がいたりする年齢。彼は自分の働き方についてどう思っているのでしょうか。 「まわりの友人たちは、パチプロや自社ブランドOEMで生計を立てることに対し肯定的な人が多いです。私は“会社員になりたくない”という思いから、自分で稼ぐ方法を必死に考えてきました。  これがベストかどうかはわかりませんが、生まれ変わっても私はきっと同じ生き方を選ぶと思います」 「普通」「一般的」だから幸せとは限りません。自分の望む生き方を貫き通したHさんは、これまでの人生に自信を持つことができたといいます。そんな姿を見ているからこそ、周囲も肯定してくれているのでしょう。  今後は、本業のパチンコで生活費を稼ぎながら、副業の自社ブランドOEMで得られる額を増やしていき、いずれは本業と副業の収入が逆転することを目指したいのだそう。
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パチプロの経験が生きた
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物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

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