更新日:2024年05月20日 16:56
お金

36歳の現役パチプロが見据える「その後の人生」。“会社員になりたくない”を貫き通して…

“ここぞ”の場面での集中力やコミット力が大事

パチンコ台に1万円を入れる様子「自社ブランドOEMの良いところは、商品を販売するまでは確かに大変だけど、販売後は手がかからないところです。商品が勝手に売れてくれる状況が生み出せれば、精神的にも金銭的にも落ち着けると思います」  Hさんはこれまでご紹介した生徒さん達とは異なり、会社員経験はほぼありません。ビジネスをやるにあたって会社員経験は必須だと思われがちですが、Hさんの場合、パチプロで得た経験が見事に自社ブランドOEMに生かされています。  例えば、自分の目指すものに対して「結果を出さなきゃ」という場面で必要な集中力やコミット力の高さ。「自社ブランドOEMが軌道に乗るまでパチンコ断ちをする」という潔さです。  商品作りに向かう姿勢にも「本当に銭湯が好き」という気持ちが表れていました。リサーチを綿密に重ねた上で、銭湯仲間に何度もヒアリングを重ねて、アイデアや感想をもらったそうです。この粘り強さもパチプロの経験が生かされているのではないでしょうか。  現在のHさんはまだまだ自社ブランドOEMだけで生活ができるほど利益が出ているわけではありません。ネックとなっているのは広告費で、これは検索順位を上げてコンスタントに売上を保ち、結果黒字を出すためにはどうしても必要なものです。  広告費をかけると初月はどうしても赤字になってしまうのですが、生徒さんの中にはそこで心が折れてしまう人も多いのです。でもHさんはパチンコの世界で「最初にお金を入れてから帰ってくるまでは時間がかかる」ことにも慣れています。どしっと構えられるのも強みだと思います。 <構成/松本果歩>
物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。
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