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伝説の“ヤマンバ”ギャルモデルの波乱人生、ブーム終焉後は“銀座ホステス”としてナンバーワンに

現在は二児の母に。タレント業も再スタート

  あぢゃ 渋谷でも、雑誌でも、芸能界でも、クラブでも。常に異色の存在だったあぢゃさん。異色ともなれば初めは逆風にさらされやすい。ほとんどの人が周囲のカラーに合わせてしまいそうなところだが、彼女はそうした状況でも亡き母の言葉どおりに自分の個性を最大限に生かすやり方で活躍の場を広げていった。なかなかできることではない。でもだからこそどこへいっても輝くことができるのだろう。  あぢゃさんは結婚を機に10年ほど続けてきたホステスを退職。現在は二児の母として育児に勤しみながら、タレント業を再スタートさせている。今も“来た仕事は全部受けたい!”と仕事に意欲的な姿勢は変わらない。そんな彼女は自身の半生を振り返りながら、最後にこう語ってくれた。 「とにかくヤマンバやってて良かったなって。人と人との繋がりってマジで奇跡だから。あのときギャルに目覚めてなかったらまだ地元にいただろうし、渋谷にいた友だちとも出会えなければ、タレントになることもなかったですし。まあやりたいことをやってた分、結婚は遅くなったし、高齢出産にもなったけど、私はそれを全然苦だと思ってなくて。筋肉痛になりながら育児したり、若いママに囲まれながら今の流行りを教えてもらうのは結構楽しいですよ(笑)」 あぢゃ 困難な状況にぶつかっても前向きな姿勢を崩さないあぢゃさん。自分の選択した道を自分の力で“正解”にしていく。彼女の生き方にはそんな気概を感じた。 <取材・文/奈都樹、撮影/藤井厚年>
1994年生まれ。リアルサウンド編集部に所属後、現在はフリーライターに。『リアルサウンド』『日刊サイゾー』などで執筆。またnoteでは、クォーターライフクライシスの渦中にいる20代の声を集めたインタビューサイト『小さな生活の声』を運営している。
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