更新日:2022年12月28日 11:02
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ダートの有馬記念「東京大賞典」。オメガパフューム不在の展望と注目馬

ダート版有馬記念「東京大賞典」

競馬

ダートに転戦後、4戦3勝と全く底をみせていないウシュバテソーロ 
写真/橋本健

 中央競馬はグランプリ・有馬記念が終わりましたが、地方競馬はむしろここからが本番。12月29日(木)にはダート版・有馬記念といって差し支えない「東京大賞典」が、大井競馬場のダート2000mで行われます。その年の中央、地方で活躍したダート馬たちが一堂に会し、最強の座を決める年末恒例の大一番です。  早速、本記事では今年の展望&注目馬をお伝えしたいと思います。

4連覇のオメガパフューム不在

 まず2022年の注目ポイントはなんといっても、 「5年ぶりにオメガパフュームが不在」の東京大賞典ということでしょう。  オメガパフュームは2018~2021年まで東京大賞典4連覇の偉業を成し遂げた名馬。今年もJRA重賞を制するなど活躍していましたが、今月引退を発表しました。特に過去2年は1倍台の圧倒的な人気に応えて勝利して来ただけに、一気に主役不在の混戦模様となっています。  また、オメガパフューム以外のJRA勢が手薄な点もカギ。今年は本来であれば主役になるはずのチャンピオンズC上位勢が不在。出走してくる中で同レースの最先着は6着のサンライズホープです。  JBCクラシックを制したテーオーケインズも出走を見送ったため、その他で注目を集めるのは同じ大井ダート2000mの帝王賞を制したメイショウハリオと、ジャパンダートダービーを制したノットゥルノ。あとは地方初出走となるウシュバテソーロ、牝馬のショウナンナデシコという面々がこちらに駒を進めてきました。いわば横綱・大関陣の大半が引退&回避したため、全体としては層が薄い現状です。
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今年注目すべき2頭を徹底解説
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