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穴馬は忘れたころにやってくる!「東京大賞典」の‟伏兵馬3頭”を紹介

大井2000mは俺の庭! ノットゥルノ

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大井2000mならヒケを取らないノットゥルノ

 2頭目は、武豊騎手騎乗のノットゥルノ。本馬の強みはなんといっても、大井ダート2000m適性の高さでしょう。3歳時には初の大井参戦となったジャパンダートダービーを4番人気で勝利。さらに、昨年暮れの東京大賞典でも5番人気で2着と好走。  その後は掲示板にすら載ることができないレース(6着以下)が続いていたものの、今年の秋、再び大井ダート2000mのJBCクラシックに出走すると5番人気で2着と再々好走。デビュー以来、大井ダート2000mに限れば(0-3-0-1)と安定して走れており、しかもすべて4番人気以下での好走。今回2走ぶりに「庭」に戻るだけに、注目が集まります。  ポイントは自分のリズムで走れるかどうか。逃げでも差しでも好走歴がありますが、500キロを大きく超える巨漢馬だけに、気分よく走ることができるか。上手く運べれば、一角崩しのチャンスが生まれそうです。

穴馬は忘れた頃にやってくる! グロリアムンディ

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スタミナ豊富なグロリアムンディ。タフな舞台は大歓迎だ

 3頭目は、グロリアムンディ。デビューからしばらくはなかなか出世の道を歩むことはできなかったものの、2年前の12月に初めてダートを使われると、そこから一変。難なく初ダートで勝利を飾ると、瞬く間に4連勝でオープン入り。その後は勝ち切れない競馬もあったものの、今年に入り重賞初制覇を含む2連勝。再びトップクラスの場に戻ってきました。  前走のチャンピオンズCは13着と大敗を喫したものの、これはコース適性による部分も大きかったでしょう。昨年のチャンピオンズCでも12着に敗れながらも、次走はすぐに巻き返していました。改めて戦績を振り返ると、ダートでは前述したチャンピオンズCでの2度の大敗がある以外はすべて連対(2着以内)。スタミナ豊富なので距離延長も大歓迎。意外なことに地方ダートはまだ2度目ですが、むしろタフな舞台は合いそうな気がしています。  今回は少々忘れられた存在で影が薄くなっていますが、最大の伏兵はこの馬と見ています。パワーのあるマーカンド騎手とのコンビも面白そうです。 文/TARO
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