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高級寿司店にホステスが“同伴”したら「大将も苦笑い」5選

 大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。お正月太りから元の体重に戻ったところでポニョッとしているなあ、と落ち込んでいます。好きな食べ物はお寿司です。高いお寿司です。よく覚えておいてください。
みずえちゃん

銀座ホステス兼ライターとして活動中の筆者・みずえちゃん

 その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信をしています。

港区女子VS寿司屋の大将ガチンコバトル勃発

   2024年1月20日、X(旧Twitter)でラウンジ嬢と見られる女性が、南麻布の高級寿司店「鮨よし田」で、大将から殴られかけたという内容の投稿をし、話題になりました。事件の真相は明らかになっていませんが、「港区女子」「パパ活女子」「下等生物」などのワードがXのトレンドにランクインするほどの盛り上がりっぷりを見せました。  女性は高級寿司店にラウンジの客と出勤前の“同伴”で訪れていたようです。  東なら銀座、西なら北新地など、その土地の特性上、私たちのようなものを相手に商売をしなくっちゃならないお店にも、きっと様々なご苦労があるんだろうな、と想像しました。  激昂した大将に殴られそうになった経験はさすがにありませんが、思わず苦笑いされてしまったことなど、色々と思い出してしまいました。今回は「高級寿司店で同伴したら大恥かいた話5選」をご紹介したいと思います。  

①謎のウンチクで憤慨するおじさん

ネギトロ巻き

※写真はイメージです(Photo by Adobe Stock)以下同

 大阪の北新地で働いていた頃、他府県から出張で関西へいらしたお客様に同伴をしていただいたことがあります。食通だと話す彼に「美味しいお寿司屋さんを教えて欲しい」と頼まれていたので、行きつけのお寿司屋さんを予約していました。 「寿司屋で卵焼きを食べれば、職人さんの腕前がわかる」「ツウは光り物が好きなんだ」と、得意げに話すお客様のお話をふんふんと聞きながら美味しくお寿司をいただきました。ひと通り食べ終えて、お腹いっぱいになったところで、お客様が「ネギトロ巻きをひとつ」と、大将に仰いました。  しばらくしてマグロの身をたたいたものに、ネギを合わせたごくごくオーソドックスな、そして私の大好きなスタイルのネギトロ巻きが提供されました。  するとお客様は「こんなのはネギトロじゃない!」と憤慨。ネギトロの語源をつらつらと語り、ネギを混ぜたものは邪道だ、とふんぞり返りました。美味しければ何でもいいじゃんと私は思うのですが。カウンター席が数席のみの、こぢんまりとしたお寿司屋さんだったので、悪目立ちしちゃって恥ずかしかったです。
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「すっごく美味しいワサビ!」の正体
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1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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