“教習中に泣き出す”女性も…「超厳しい教習所」ならではの恐怖の洗礼とは
この時期になると高校や大学の卒業に合わせて、運転免許証を取得するために教習所に通う人が多くなります。最近では大型バイクに乗る人も増え、全国各地にある教習所は人気に。中には、短期間で免許を取得できる合宿に参加する人もいるでしょう。
そんな教習所について、印象的なエピソードを明かしてくれたのが、鈴木芳恵さん(仮名・23歳)。鈴木さんは、大学卒業に合わせて実家の近くにある教習所に通っていたそうです。
「友達はみな合宿で免許を取りに行ったのですが、私は大学の卒業に向けてさまざまな準備があって合流できず。仕方なく、実家の近くにあり自転車でも通える教習所にしました。本当は田舎の教習所にしたかったんですが……」
実は鈴木さんが通った教習所は、レベルが高すぎて免許を取るのに時間がかかることで有名だったそうです。
「自分が住んでいる地域は、横浜でも特に交通量が多いところで、常に渋滞が各所で起きているんです。少し先のスーパーも自転車なら10分で行けるのに、車だと30分以上もかかってしまうくらいで。地域の人は、なるべく車より自転車で移動しています(笑)。そのど真ん中に教習所があるのですが、とにかく路上での技能教習が難しいと言われていました」
都会で運転するには渋滞が起きている道に慣れていたほうが良いとはいえ、鈴木さんが通っていた教習所は少し事情が違ったそうだ。
「路上の技能教習に行くまではスムーズなんです。ただ、路上に出るとみな自信をなくしてしまうほど。教習所を出て少し走ると、すぐに細い住宅街を抜けて、大渋滞が起きている国道に入らないといけない。どのコースを走っても、結局はその国道にぶつかる立地に教習所があるんです……。その国道は渋滞しすぎて動かないような状態だし、赤信号でも平気で突っ込んでくる車もあるカオスな道路なんです」
鈴木さんも、いきなり洗礼を受けることになったんだとか。
「正直運転には自信があったんです。教習所内のコースでは完璧でしたからね。ただ、いざ路上に出ると、冷や汗が止まらない状況が続きました。教習所を出てすぐの住宅街を抜ける道は、自転車や歩行者がひっきりなしに通りぶつからないかヒヤヒヤ。国道に出ると、列に入れなく後ろの車からクラクションの嵐を受けました。列に入っても全然進まず、そもそも教習の意味があるのか解らない状況。強引に入ってくるタクシーなどもいて、運転がすっかり怖くなりました」
本当は行きたくなかった“地元の教習所”
後ろの車からクラクションの嵐…
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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