更新日:2012年05月11日 09:51
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Facebook上の謎の美女軍団…SNSサギにご用心

mixiやtwitterに続くソーシャルメディアとして、日本でも広く利用されているFacebook。友達の近況をチェックしたり、昔の友達を見つけるなど便利な半面、トラブルに見舞われることも ◆インチキ商材にブランド偽装品、謎の美女集団……意外と多い詐欺被害 PC 友人関係のトラブル以外にも、SNSでは詐欺などの被害も多い。 「Facebookは実名制で、行動が周囲に筒抜けのため、出会い系的な動きはしにくい。メッセージを不特定多数の人に送りすぎると、アカウントがロックされることもあります。mixiでは多いチケット売買の詐欺も見ませんが、違う種類の被害は増えています」  そう話すのは、Facebook関連のトラブルを自身のブログでリポートしている永江一石氏。具体的にはどんな被害が? 「一つは、情報商材の販売やセミナーへの誘客を目的とした“ソーシャル詐欺師”による被害です。彼らはネットリテラシーが低い人を狙い、『Facebookで○○万円儲けました!』という触れ込みで高額セミナーを開催。『友達を1000人作れ』『いいね!を押しまくれ』などと的はずれな助言をして、自身の宣伝にも利用します。また、パクりの感動話でアフィリエイト広告へ誘導する人、宗教団体と繫がっている人もいますね」  またFacebook上の広告アプリでも詐欺などの被害報告が。 「人気ブランド.UGGの日本語版公式サイトを謳った広告から買い物をしたら、偽物が届いた……という声が複数上がったんです。被害に遭えば英語で米国本社に問い合わせが必要なので、泣き寝入りする人もいたでしょう。なおそのサイトは今も存在しています(笑)。また、ウイルスアプリに感染して、自分のウォールに勝手にエロ画像を投稿された例もありました」  まだ実質的な被害は生まれていないが、こんな怪しい話も。 「美人の顔写真で女性を装い、友達申請を送る架空アカウントが数千~万単位で存在するんです。芸能人や政治家は、ほぼ確実にその餌食になっていますね。この架空アカウントは相互に連携をとっていて、背後に巨大組織が存在しそうですが、狙いは不明。美人の画像が中国、台湾のものが多いこと、私がこの件をブログに書いたときに、台湾から爆発的なアクセスがあったことから、私は中国が国家規模で個人情報を収集している可能性もあるかな……と見ています」  では我々が注意すべきことは? 「何より知らない人からの友達申請は受けないこと。友達が数千人もいる人は架空アカウントやソーシャル詐欺師の可能性大です!」 【永江一石氏】 ランダーブルー株式会社代表。集客プロモーションなどのコンサルティングを手がける一方、ブログでITマーケティングやSNSに関する記事を執筆中。http://www.landerblue.co.jp/blog/ ― Facebookのバカヤロー!【3】 ―
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