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東大生が『金色のガッシュ!!』を屈指の名作だと断言するワケ。GWに読みたいマンガ3選

 みなさんは、ゴールデンウィークの予定は決めていますか? 沖縄&リゾート・ホテル情報メディア「&VACATION」が行った「GWの理想の過ごし方」に関する調査によれば、第一位は「自宅でゆっくり」。  激務の合間に遊びに行くよりも、おうち時間を過ごしたい人の数は確実に増えています。ですが時間を持て余すのも考えもの。  そこで今回は、まとまった時間があったときに読み返したい中長編マンガを、3つご紹介します!

○『三国志』

三国志

『三国志』

 三国志をテーマにした漫画は数多くありますが、ここでご紹介するのは横山光輝先生が手掛けられたバージョンです。  全60巻にものぼる長大な作品ですが、吉川英治先生の小説『三国志』をベースとした重厚な世界観は、どれだけ読んでも飽きが来ません。昔の作品でありながら、その人気は根強く、少し前の日経新聞電子版のCMにも使われるなど、未だに愛され続ける名作です。  長編マンガですが、コマ割りが素直でトリッキーな展開も少なく、マンガをあまり読まない方でもスラスラと読み進められます。盛り上げるべき場面では盛り上げてくれるので、いつまでも手に汗握る展開が楽しめます。  東大生の中にもこの作品を推す声は多く、今回話を聞いた東大生は「あれだけ楽しい歴史への導入は見たことがない」と語ってくれました。史実に忠実な描写ばかりではありませんが、興味を持つきっかけとしては最高でしょう。大人になっても楽しめますが、お子様へのプレゼントにもお勧めです。

○『DRAGON BALL』

DRAGON BALL

『DRAGON BALL』

 先日亡くなった鳥山明先生が手掛けた名作漫画は数多くありますが、その中でも特に有名なのが『DRAGON BALL』。超人的な強さを誇る子ども孫悟空と、その仲間たちによる愉快な冒険ギャグマンガとして始まった同作品は、いつしかバトル漫画の金字塔と呼ばれるまでに至りました。  全42巻と少し長めではありますが、そこまで文字が多いわけではないので、読み進めるのに時間はかかりません。それも、鳥山先生の天才的なコマ割り技術と視線誘導の技があるためです。  登場人物が超人であればあるほど、動きが現実離れしてしまい、読者に「いま何が起きたの?」と思わせる描写が増えてしまいます。ですが、鳥山先生は技術によって極限まで読者に状況をわかりやすく伝えているため、子どもが読んでも理解しやすい。  アクション漫画としても一級品ですし、ストーリーをとってもシンプルでわかりやすい。少年マンガの入門としてはこれ以上ない作品です。
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金色のガッシュ!!
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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