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働くのは週に2~3回だけ、山奥で悠々自適に暮らす28歳の生活。月収8万円でも貯金できる秘訣とは

 結婚して、子どもを産んで、家を買う「普通」の生活が、手の届かない存在になってしまったのはいつからだろう。しかし、幸せにはカネが必要だというのはただの思い込みかもしれない。週5勤務、長時間労働、退屈な業務……すべてやめても生きていける。

山奥のキャンプ場に住み込み、自由な日々を送る

働く頻度:週2~3日、月の支出:5万円
[もう働かない]生き方

自転車で旅に出る際はほぼ野宿で乗り切るろっさん。体が元気なうちに、働かずにできるだけ遊んで暮らしたいという

 3年前から週に2~3回のゆるバイトをしながら暮らすろっさん(28)。  山奥のキャンプ場に住み込み、コテージの清掃をして働く以外は部屋でゲームをしたり、山で遊んだり、趣味の自転車で放浪したりと自由な日々を送っている。 「大学卒業後に就職したインフラ系の会社では3年間働きました。仕事柄、まとまった休みはとれません。サービス残業も休日出勤もザラでしたし、シンプルに週に5日の労働を40年以上も続けることが考えられませんでした」

「40年という時間を労働で潰してしまうのは、あまりにもったいない」

 ドロップアウトには以前から興味があり、「社畜時代」に関連書籍を読み漁っていた。極力働かずに生きるための知識を蓄えていたという。  大学時代は心理学を専攻していたことも相まって、自分なりの極力働かないための思想を導き出したようだ。 「若い時期は長くない。年をとるたびに人は死に近づいていくんです。死に近づくまでの40年という時間を労働で潰してしまうのは、あまりにもったいないと感じたんです」
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バイト先のキャンプ場に住み込み
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