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40年間無職の女性“人生初の収入”が自叙伝の出版「“生きづらい”が私にとっての普通でした」

物書きで定期収入を得るのが最大の目標

――ご著書を、どのような人に読んでもらいたいですか。 難波:「なぜ自分はこれほど生きづらいんだろう」と思っている人に読んでもらいたいです。私は父から暴力を振るわれたときが辛かったんですけど、その他の箇所は「これが私の人生だ」と思って書いているので。自分にとっての「普通」なんですね。考えてみたら、生きやすいと思った体験もしていないかもしれません。 ――難波さんと同じ思いを抱えている人は多いかもしれません。40年間無職ですが、今後の人生設計は。 難波:定期的にお金を稼ぎたいです。ものを書いて暮らしていくのが、好きというより合っているな、と感じました。今、『気がつけば本屋さんに行っていた。』というリレー小説をX(旧Twitter)で書いています。私より前に「気がつけば○○ノンフィクション賞」を受賞した、忍足みかんさん、畑江ちか子さんと3人で。1人がポストしたら中2日空けて次の人が投稿しているんですけど、今のところ誰かが投稿すると翌日に投稿するみたいな感じで、更新頻度が多いんですね。追いつくように頑張っています。 ――1回に140文字では書き足りないのでは? 難波:物語を作るのがあまり得意ではないので、助かっています。ものを書いて定期収入を得る。今、最大の目標です。 <取材・文/内埜さくら 撮影/山田耕二> 難波ふみ(なんば・ふみ) 1983年 神奈川県生まれ、千葉県育ち。幼少期に父から受けた暴力がトラウマとなり、様々な精神障害を引き起こす。この世に生を受けてから一度も働いたことがない。第1回「気がつけば○○ノンフィクション賞」に応募、最終選考まで残る。応募当時は39歳だったため、タイトルを「39年間」から「40年間」に変更。本書発売年は、41歳の年となる。趣味は読書、好物は甘いもの。
うちの・さくら。フリーインタビュアー、ライター。2004年からフリーライターとして活動開始。これまでのインタビュー人数は3800人以上(対象年齢は12歳から80歳)。俳優、ミュージシャン、芸人など第一線で活躍する著名人やビジネス、医療、経済や一般人まで幅広く取材・執筆。趣味はドラマと映画鑑賞、読書
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気がつけば40年間無職だった 気がつけば40年間無職だった

現代社会に〝生きづらさ〟を感じる
全ての人に捧ぐ!

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