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20代前半のころ「薄毛を隠していた」男性が、“隠さなくなってから”気づいたこと

まずは「自分が薄毛だと認めること」からはじめよう

レジェンド氏

散髪する際には思い切って打ち明けてみるべきだろう

まだ薄くなっていなければ、未来が変えられるかもしれない。では、すでに薄くなりだしている人にはどんなアドバイスがあるのか。 「やっぱり髪が薄いことはコンプレックスでしょうから、自分では認めたくないと思うはず。僕もそうでしたし。でも、傍から見て妙なセットの仕方というか、うまく隠せていない人をよく見かけます。一皮剥けるためには、なにより『自分が薄毛だと認めること』だと思うんです」 自分の薄毛を認めることによって、隠しながら生活するストレスからも解放される。だが、ほかにも要素があると続ける。 「借金をしたタイミングで返済をするために辞めたんですが、美容師をやっていました。周囲の美容師ともよく話しますが、『薄いのが悩みなんです』とはっきり言ってくれれば、“隠すスタイル”を提案できます。そうでなければ、『これは触れたらダメなやつだよな』と気を遣った結果、“素材そのままのスタイル”にせざる得ません

今では「人間は中身が大事」だと思えるように

かつては自身も薄毛に悩んでいたレジェンド氏。しかし今は、髪が薄いからといって不幸だとは思わない境地に達している。 「20代は、僕も周囲も心が成長できていないので見た目に重きを置いてしまいます。だから当時は精神的にもきつかったですね。今は32歳になって、『人間は中身が大事』ということはわかってきて、決して外見だけじゃないと思うようになりましたから」 男性の多くにつきまとう薄毛の悩みだが、レジェンド氏は「僕の動画を通して、コンプレックスを抱えていても、人生を楽しめるということがもっと伝わっていけばいいなと思っています」と話す。堂々と振舞う同氏の動画に勇気をもらう人は少なくないだろう。 <取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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