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今年の「すき家のうな丼」を食べて驚いた理由。“超肉厚”の吉野家も悪くない。松屋は“あえて”の選択肢か

松屋:こだわりの4度漬け4度焼き。もっとも上品な印象

うな丼980円 うな丼ダブル1680円 うな丼トリプル2380円 全体重量:318グラム※うな丼、容器含む うなぎ重量:78グラム
牛丼チェーンうなぎ食べ比べ

タレをリニューアルし、4度漬け4度焼きにこだわっている

続いては、松屋。今年は品質強化のためにタレと焼き方をアップデートを実施。うなぎの旨味を引き出す特製のうな丼タレを刷新し、漬けて焼いてを4度繰り返すという焼き方にもこだわりがあると言います。見た目は確かに柔らかそうで、3社の中ではもっとも上品な印象を感じました。 食べてみると、全体的にはさっぱりとした味わい。脂感がひかえめで、白身ならではのふんわりとした食感が特長です。鰻を軽やかに食べたい人には喜ばれそうな食べ心地です。また、まとめ買いやモバイルクーポンでの購入が安くなりますから、家族や友人などと一緒に買う場合はお得だと覚えておきましょう。 【セール情報】 ・まとめ買い:「うな丼2個セット」は100円、「うな丼3個セット」は150円値引き。 ・モバイルクーポン:2024年6月18日(火)10時~6月25日(火)10時までモバイルクーポンにて注文すると、「うな丼」が50円引きに。

すき家:最も柔らかく、脂身のおいしさが際立つ

うな丼並盛950円 うな丼ごはん大盛990円 うな丼特盛1,590円 全体重量:348グラム※うな丼並盛、容器含む うなぎ重量:72グラム
牛丼チェーンうなぎ食べ比べ

濃厚で香ばしそうなビジュアルと、四角い容器がおいしそうに見える。

最後は、すき家。見た目の香ばしさや濃厚さは抜群で、四角い容器は好感度大です。しかしながらタレを漬けて焼く回数は、他社よりも1回少ない3回。鰻の重量を計測すると最も軽く、期待度低めで実食することに。 食べて驚きました。3社の中で最も柔らかく、脂身のおいしさが際立ちます。舌の上に染み入る脂のおかげで、鰻の香りや旨味が口の中にしっかり残る感覚があります。うん、これはしっかりウマい!。タレは濃いめの甘口で、こんがり香ばしいビジュアルを合わせるとおいしさ満点。総合力においては圧倒的な優秀さを感じることができるでしょう。ごはんに染み込んだタレのつや感や濃厚さもたまりません。タレだけでごはんが進みます。
牛丼チェーンうなぎ食べ比べ

鰻がなくてもおいしく食べられそうなタレとごはん。

また安全性やうなぎ食文化継承への取り組みも積極的に行い情報開示をしている点は、安心感や好感度が高まるポイントと言えるでしょう。 【セール情報】 7月1日から販売されているお得カード「Sukipass(スキパス)」を使えば、31日までうな丼が70円引きに※店内・持ち帰りどちらでも利用可、1会計につき、合計3商品まで ===== うなぎの力強さを堪能するなら吉野家、上品にあっさり食べたいなら松屋、脂身感じる濃厚な味わいを期待するならすき家でしょう。参考になればうれしく思います! <TEXT/スギアカツキ>
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12
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