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コンビニ大手3社の「冷やし中華」を実食。食べ比べてわかった“決定的な3つの違い”

ローソンは清涼感のある一品

 ラストは、ローソン「冷し中華(醤油) 599円(税込)」。帯状の、照りのある直火焼きチャーシューが目を引きます。キクラゲのトッピングもローソンならでは。その実力やいかに。
冷やし中華

ローソン「冷し中華(醤油)」599円(税込)

 スープにはレモンやオレンジの果汁を合わせていると公式HPにあり、ごま油の風味に加え、それらのフルーティーな香り・酸味がはっきりと感じられます。麺はたまご麺を採用していて、見た目にも黄色みが強いのがわかります。玉子の自然な甘みが酸味の効いたスープで引き立ち、つるんとハリがあって、口当たり・のど越しもスムーズです。
冷やし中華

麺は今回の中では「明確にナンバーワン」と言えるほどです

 チャーシューはタレが絡みコクのある味わい。キクラゲは塩気に加え、唐辛子の辛みが好アクセントに。付属のマヨネーズを和えると、セブン‐イレブンとは逆に全体がまろやかな甘みに包まれました。スープの酸味に奥行きがあり、食欲をそそるので最後まで食べ飽きず、マヨネーズは入れなくてもいいかもしれません。  とにかく爽やかで、フルーティーな酸味が優位。「清涼感のある酸っぱめの味付けが食べたい!」という時にうってつけです。

筆者の推しは、「ローソン」!

 酸味が効いたスープは、正直好みが分かれるところだと思います。ただ、暑いときに食べる風物詩的メニューという位置づけが強いので、もっとも清涼感を感じたローソンの冷やし中華を推したいです。麺もぜひ、味わって食べてみてください。  セブン‐イレブンは、特に日本人に広く好まれそうな甘めの味付けで、「ベーシックなバランス」に仕上がっています。「食べごたえ」で選ぶならファミリーマートもオススメです。  コンビニ大手3社の冷やし中華には、ちゃんと違いがありました。大きな相違点は、以下の3点が挙げられます。 1.チャーシューはカット方法も味付けも違う 2.麺にもかなり差がある 3.スープの味も、甘み・酸味のバランスが特に異なる  また、ファミリーマートとローソンには、醤油ベースではなく、ごまダレバージョンの冷やし中華もあります。  コンビニ各社からはそのほかにも、魅力的なひんやり麺がたくさんリリースされているようです。夏こそ美味しい麺で、ひとときの涼を楽しんでみてはいかがでしょうか。 文/川瀬章太
フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
X(旧Twitter):@kawase_syota
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