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タイに移住した50歳女性が明かす、悠々自適な生活「人生を仕事だけに縛られたくない」家の広さは日本の倍に

もっと苦労すると思っていたけど…

タイ料理

タイ料理が好きで外食も楽しみのひとつなのだとか

 とはいえ、実際に移住してみて、苦労したことやイメージが変わった点はなかったのだろうか。 「むしろ、もっと苦労すると思っていましたが、思いのほかありませんでした。タイの人々はフレンドリーで、お互いにカタコトの英語でのやり取りでもコミュニケーションは取れていて、言葉の壁は思ったほど感じません。衛生面も以前は心配していましたが、屋台での食事にも抵抗がなくなりました。あとはインフラが想像以上に発展していて驚きました。  気候は、もっと暑いと思っていたのですが、日本の蒸し暑さに比べてタイは風があるので過ごしやすいです」  普段の生活では、昼頃に起きて、現地で知り合った気の合う日本人たちとスポーツを楽しんだり、夜は部屋で趣味のお酒を楽しんで過ごしているという祥子さん。最後に、今後の人生プランについても伺ってみた。 「リタイアして海外に住むことは、そこから様々な国を訪れて、日本がどういう国なのかを再確認することが目的でもあります。タイは陸続きでアジアの他の国にも行きやすく、ヨーロッパへの中継地としても便利です。日本にいるときは仕事が忙しく、大好きな海外旅行も年3泊程度の短期しか行けませんでしたが、これからはもっと自由に好きなだけ旅をして過ごしたいです」  日本の忙しい日常から解放された祥子さん。彼女は今、長年の目標を叶え、理想のリタイア生活を満喫しているそうだ。 <取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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