大谷翔平、ついに大舞台へ!“投手陣崩壊状態”のドジャースは「ポストシーズン」で勝てるのか
ついにドジャースの大谷翔平が、待ち焦がれたポストシーズンの大舞台に立つ日がやってきた。
打者一本で迎えた移籍1年目の今季は、2年連続自身3度目となるMVPの当確ランプを灯らせている大谷。もちろん苦しんだ時期もあったが、シーズンを通じて自慢の打棒を爆発させ、シーズン途中からは核弾頭としてドジャースを両リーグ最高勝率に導いた。
ナ・リーグの第1シードを獲得したドジャースは、現地5日(日本時間6日)から始まる地区シリーズに登場。対戦相手は、ワイルドカードシリーズでは強豪ブレーブスを撃破した同地区のパドレスだ。先に3勝したチームがリーグ優勝決定シリーズに進むライバル対決を展望する。
レギュラーシーズンではドジャースがパドレスに5ゲーム差をつけて地区優勝を飾ったが、シーズン終盤の戦いぶりはパドレスが盤石だった。そういったこともあり、現地アメリカでの下馬評はパドレス優位という声が目立つ。
実際にMLBの公式サイトでは、両チームの戦力をポジションごとに比較した記事を配信しているが、ドジャースのMVPトリオ(大谷、ベッツ、フリーマン)に敬意を払いつつも、「このシリーズはパドレスのために用意されたように感じる」「激闘と感動に満ちたこのシリーズで、パドレスは投手力の強みを発揮し、ライバルを撃破するだろう」と分析し、パドレスが勝ち進むと予想している。
同記事にある通り、ポストシーズンでは何より投手力が重要視される。パドレスはシーズン防御率が両リーグ12位の3.86と平均をやや上回る程度だったが、後半戦に限ればリーグ4位の3.38と、シーズンが進むにつれて投手力は強固なものになっていった。
一方で、投手陣に大きな不安を抱えているのがドジャースだ。シーズン防御率3.90はパドレスと変わらないが、後半戦は4.11とやや右肩下がり。さらに9月に限れば4.58という数字が残っている。特に先発投手陣は9月の月間防御率が5.80で、故障者の多さも手伝って“崩壊状態”といえるだろう。
そんなドジャースのエースとしてパドレスとの初戦マウンドに登るのが山本由伸だ。
昨年オフにドジャースと大型契約を結んだ山本は、新天地でも開幕から好投を続けていた。ところが右肩腱板損傷で6月に戦線離脱。約3か月後に復帰したが、まだ万全の状態とはいえず、前半戦ほどの安定感を見せられていない。
今季はパドレスに対しても2試合で防御率12.00と打ち込まれており、期待以上に不安がある中でのポストシーズン初登板となりそうだ。
その山本と対峙するパドレスの先発は右腕のディラン・シース。落差の大きいカーブを武器に、特に後半戦は防御率2.66と抜群の投球を披露し、チーム最多の14勝を挙げた。短期決戦では初戦を制して勢いをつけるのが定石。両右腕の出来がシリーズの行方を左右する可能性は高いだろう。
また、初戦を落としたチームにとって絶対に勝たないといけないのが2戦目だ。ドジャースはジャック・フラーティ、パドレスはダルビッシュ有を先発マウンドに送り込む。
フラーティは7月下旬にタイガースからトレードでやってきたが、故障者が相次いだローテーションを支えたまさに救世主と呼べる存在だ。ドジャースの打のヒーローが大谷なら、後半戦の投のヒーローはフラーティだった。
一方のダルビッシュは、山本とほぼ同じ約3か月間を負傷者リストで過ごし、9月上旬に復帰したばかり。ただし、復帰後は5試合に投げて3勝0敗、防御率3.55と上々の成績を残している。
そのダルビッシュと大谷の直接対決は日本だけでなく、現地でも大きな注目を集めそう。ポストシーズンの大舞台で、日本ハムの新旧スターが初めて相まみえる数打席は、後世に語り継がれる名勝負になることを期待したい。
現地では「パドレス優位」の声も
ドジャース先発陣の防御率が崩壊状態に…
2戦目は「大谷VSダルビッシュ」の名勝負に期待
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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