更新日:2024年10月28日 18:23
ライフ

聴覚障がいを抱えながら1人で“世界80か国以上”旅する女性。旅先で感じた「聞こえないメリット」とは

夜中のザンビアで警察官に連行されたことも

危ない思いをすることもけれどそんな困難はまだ序の口。アフリカ南部に位置するザンビアを訪れた際には刑務所に連れて行かれたこともあったそうだ。 「ザンビアはビザなしで最長3ヶ月までとネットで書かれてたので、それを鵜呑みにパスポートの滞在日数を見ずに滞在したんです。 そしてボツワナの国境に近いkazungulaのホテルに滞在してた際の真夜中に、見回りに来ていた警察に突然起こされて。私のパスポート内容を見た警察がオーバーステイだと言い、近くの警察署に連れて行かれました」 改めてパスポート内容を確認すると、許可されていた5日間の滞在を超えていたという。 「夜中の2時から警察署にいて、朝に国境関係の職員が迎えに来て昼までボツワナとザンビアの国境にいました。 15時に移動と言われて、やっとボツワナに入国出来るかと思ったら、ボツワナとは逆方向であるリビングストーンの警察事務所へ。そして『13万円の罰金をいますぐ払え!』と署長に脅されました」

難聴者ゆえに電話ができずテキストでSOS

絶景にて当事者が誰であろうと過酷な状況であるはずだが、「英語の読唇術がまだ不慣れ」だというぴょん氏にとって、その厳しさは想像を超えるものだったに違いない。 「その時私はカードキャッシングも出来なくて、現金も持ってなかった。そしたら署長が力づくで『お前を刑務所に入れるぞ!』と私を引っ張ってどこかに連れて行こうとして。難聴者であることで本当に困った時に大使館に電話できないのは非常に不便ですね。 『これは本当にやばい!』と思って、必死に知り合いの日本人に携帯のテキストで懇願。結局その人が刑務所に来てくれて大使館に電話してくれたり、保釈金の13万円分を引き下ろすために何軒も銀行を回ってくれて…。 結果的に、保釈金を払わずに出られた上に延長のスタンプももらうことができました」
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元『週刊SPA!』編集者。出版社で5年間勤務した後退職し、約1年半を海外で過ごす。現在は大手人材派遣会社で広報を担当する傍ら、副業でカフェやバーでの勤務やライター業にも携わる。無類の酒好きで、とりわけ赤ワインに目がない

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