フィリピンの「超法規的殺人」に怯える“不良日本人”が続々と出国。次の移住先は…
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<取材・文/週刊SPA!編集部>
10月にも来日する方向で調整中のフィリピンのドゥテルテ大統領。6月に彼が就任して以来、麻薬撲滅作戦の「超法規的殺人」で既に1100人(一説には2000人以上とも)が殺害されている。これにおびえた在フィリピンの“不良日本人”たちも新天地を求めて移動を始めたようだ。
「犯罪者の高飛び先としてフィリピンが選ばれていた一番の理由は、入国管理官に40万円ほど払えば、出入国履歴を消去してくれるから。ドゥテルテ政権の誕生で、近い将来、それも不可能になるので、高飛び犯罪者たちは今のうちにと続々と出国していますよ」
こう話すのは東南アジアの裏事情に詳しいM氏だ。彼らが目指すのは、東南アジアで最も腐敗度が高いとされるミャンマーとカンボジアだという。
「両国とも賄賂を払えば出入国履歴を消してもらえるうえ、島国のフィリピンと違っていざとなれば陸路で隣接国に密出国できるので安心感があるようです。カンボジアは一時、引退した山口組系の元大物組長が移住したこともあり、多くのヤクザが同国に進出している。ミャンマーも民主化以降、まだ社会情勢は混沌としていて、不良日本人にとってはビジネスしやすい環境にあります」
悪人は淀みを好むということか。
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