雑学

日本で働き、東南アジアでダラダラ暮らす。低年収でもハッピーな“外こもり生活”

 海外旅行先として人気の東南アジアだが、その大きな魅力のひとつは物価の安さ。なかでもタイは観光客だけでなく、老後のリタイア暮らしをはじめとする長期滞在の日本人も多く住んでいる。

半年間、日本で働けば、物価安の国なら貯めたお金で生活が可能!?


タイの屋台「自分の場合は日本で半年や1年節約生活をしながらガーッと働き、貯めたお金を持ってタイやカンボジアなどで半年ほど長期滞在するという暮らしを繰り返しています」

 そう話す吉村尊史さん(仮名・43歳)だが、なぜそのような生活を始めたのか?

「大学時代、バックパッカーとして何度か東南アジアを旅したことがあったのですが、居心地がすごく良かったんです。卒業後は普通に就職して働いていましたが、37歳のときに激務や上司との折り合いが悪かったこともあって辞めてしまいました。そのとき、1か月ほどタイに行ったんですが、ユルい雰囲気とかがいいんですよね。それで正社員としての再就職を目指さず、契約社員として働きながらお金が貯まったら海外に行くという暮らしをしようと思ったんです」

 彼のような生活スタイルは“外こもり”と呼ばれ、2000年代初頭から増え始めたと言われている。

日本では社員寮完備の会社に勤め、住宅費を節約


「日本では社員寮完備のところを選び、食費など最低限の出費以外は極力お金を使わないようにしています。残業や休日出勤なども積極的にしているので、月収は寮費分を引いて25~27万円。半年で80万円ほど貯め、60万円を飛行機代と現地滞在費、残りを無職期間の年金代や貯金に回しています。家を借りてないので家賃は必要ないですし、海外渡航中は荷物をトランクルームに預けています。まあ、私物なんてダンボール4~5つ分程度なので身軽なもんです」

 タイには観光ビザ+滞在期間延長申請で3か月滞在。残りの期間は周辺国でダラダラ過ごすのがいつものスタイルとか。

「タイはビザなしでも30日滞在でき、以前は陸路で隣国に一旦入国することで滞在日数をリセットできたんです。でも、今はその方法が通用しなくなり、観光ビザを取っています。それでも3ヶ月以上の滞在は難しいため、タイよりも物価の安いラオスやカンボジアなどに移動しています」

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