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大雨で新幹線が運転見合わせ…「金を返してくれ」と駅員に悪態をつく50代男性が、なだめた客に殴りかかった結果

なだめてきた乗客に殴りかかったが…

「最初のアナウンスから1時間30分ぐらい経過したところで、『雨が止んだため、安全を確認後、運転を再開します』という案内が流れたんです。『やっとか』と思いホームに移動しようかと思ったところ、『雨がまた強くなったため、取り消します』と訂正が入りました。さすがに『なんだよ』とは思いましたね……(笑)」 怒りをつのらせた男が、再び駅員に詰め寄った。 「男がまた、『嘘をついたな?ふざけるな』とすさまじい剣幕で声を荒げたんです。すると、見かねた20代後半くらいの男性が『やめてくださいよ。駅員さんの責任ではないでしょう?』と止めに入りました。これに対して男は激昂して、『おまえには関係ないだろ。俺は客の代表で言ってるんだ』と吐き捨て、なんと顔面を殴ったんです。 ただ、止めに入った男性は格闘技のたしなみがあったようで、カスハラ男は腰投げのような感じで倒され、いとも簡単に制圧されていました。その後、駆けつけた警察官に連行され、おそらく留置場行きになったのではないかと。結果的にホテル代がかからなかったわけですから、良かったのではないですか。ちなみに新幹線はその20分後に運転を再開しました」 イライラする気持ちは理解できるが、誰かに怒りをぶつけるのは避けるべきだろう。どんなときでも心に余裕を持って行動できるようになりたいものだ。 <TEXT/佐藤俊治>
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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