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軽自動車がいきなり飛び出してきて衝突寸前に。危険運転を繰り返す“小柄な人物”の正体に驚き

信号待ちで我慢の限界を迎える

信号待ちで 一定の車間距離を保ちながら追従する軽自動車に、ついに我慢の限界に達した織田さんは、行動を起こすことにしました。 「走行中に怒りが増してきたので、赤信号で停まった際に文句を言おうと車を降りたのですが、その瞬間に得意先から電話がかかってきて、未遂に終わりました。ただ、降りた時にちらっと軽自動車の運転手が見えたのですが、なんとなく小柄な印象を受けました」  電話を終えた織田さんは、信号が青に変わったため、仕方なく車を発進させました。その後、前方が空いてきたので、少し速度を上げて軽自動車を引き離そうとしたそうです。  しかし、その軽自動車は、一定の距離を保ちながら、再び同じように付いてきたのです。

あおり運転で捕まっても構わない

 軽自動車のしつこい追尾はその後も続き、苛立ちが増す一方の織田さん。 「仕事中でなければ、どこかのコンビニに立ち寄って文句を言うこともできたのですが、無駄に時間を使いたくなかったため、余計にストレスが溜まりました。そのうち『もう捕まってもいい!』と思うようになり、ちょうど前方の信号が黄色から赤に変わるタイミングで、かなり手前でブレーキをかけました。  すると、突然右後方から高いエンジン音が聞こえ、私の車を一瞬で抜き去り、前に出た瞬間にスピンターンを決めたのです。しかも、ヘッドライトに照らされた運転者はなんとかなり年配の女性でした」  数秒の出来事でしたが、その後軽自動車は織田さんに向かって走り出し、再びスピンターンをして猛スピードで目の前から消えていったそうです。 「まさか年配の女性が運転しているとは思いもしませんでした。ただ、あの運転技術は並外れたもので、カースタントでもやっているような腕前だと思います。苛立ちは一瞬で消え去り、もう一度あの運転テクニックを見たいと思うほどです」 <TEXT/八木正規>
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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