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スーパーファミコンとSwitch 2の類似性とは?価格やローンチタイトルを振り返る

Q3 スーパーファミコンのローンチタイトルは2本です。1本は『スーパーマリオワールド』、ではもう1本は?

A3:ハードと同時に発売されるローンチタイトルは、そのハードのマシン性能や新機能のデモンストレーションする役割も担っています。  スーパーファミコンでその大役を果たしたのは『スーパーマリオワールド』と、新顔の『F-ZERO』でした。(コトブキシステムの『ボンバザル』はハードから10日後の発売)。 『F-ZERO』はその異次元のスピード感と浮遊感がプレイヤーに衝撃を与え、当時のゲーム雑誌でも高評価を得たSFカーレースゲーム。スーパーファミコンの性能の高さを見せつけました。  プロデューサーは宮本茂さん。また、のちに『スターフォックス』シリーズや『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』を手掛けるアートディレクター今村孝矢さんのデビュー作でもあります。
F-ZERO

未来のレースをスーファミで表現した『F-ZERO』公式サイト

Q4 スーパーファミコンのグラフィック面で売りとなった機能は「拡大」「縮小」と何?

A:4新ハードにまず求められるのは、どれだけグラフィックが向上しているか。スーパーファミコンの特徴のひとつが、背景の画像を「拡大・縮小・回転」して表示できる描画モード「モード7」でした。  前述の『F-ZERO』では、拡大・縮小・回転を上手く活用して未来感を演出していました。個人的には『ファイナルファンタジーIV』の飛空艇が飛び立った感覚を表現するワールドマップの拡大・縮小演出や、『ファイナルファンタジーV』の冒頭の隕石落下シーンが強く印象に残っています。
ファイナルファンタジーV

『ファイナルファンタジーV』を紹介するスクウェア・エニックスの公式サイト

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ゼルダの伝説、星のカービィ、マリオカート。スーファミから始まったシリーズは?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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