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改名を発表した「KinKi Kids」は“4人組にする計画”があった?「2人加えたユニット名は“ジパング”」

幻のユニット名として知られる「KANZAI BOYA」

長瀬智也

長瀬智也公式Instagramより

「KANZAI BOYA」とは、彼らがKinKi Kidsと命名される前にジャニー喜多川氏に一時つけられた名前で、彼らもよくトークのネタにすることで熱心なファンでなくともある程度浸透している名前だ。 ’20年6月にはこの名前そのままのファンク色つよい楽曲「KANZAI BOYA」を42枚目のシングルとしてリリースしている。  剛は奈良、光一は兵庫出身である。旧ジャニーズあるあるかもしれないが、出身地が近畿地方だから〝キンキキッズ〟(またはKANZAI BOYA)という安直すぎる(?)直球思いつきな、ある意味「らしい」ネーミングだ。  その名を告げられた際にふたりは「終わった」と思ったことを、たびたび述懐している。  話は少しそれるが、そこに大阪や京都、滋賀など、近畿地方にゆかりのあるメンバーを集めたグループを結成する構想もあったと明かしたこともある。  ジャニー氏は「光GENJI」や「忍者」といったグループ名など、「日本」「和」の要素を意識したコンセプトを押し出すこともあり、のちにキンキとなる二人と井ノ原快彦、長瀬智也の4人で「ジパング」というユニットを結成しようというプランもあったという噂が流れたこともある(噂を知った長瀬はキンキの二人と組めるかもと喜んだとテレビ番組で語っている)。

「堂本」という姓が二人いた運命

 それらのプランよりも、やはり「堂本」という姓が二人存在するという、運命としかいいようのない偶然があるのなら、そうなるのは必然だ。  二人は二人でいることが運命だったのだろう。「DOMOTO(堂本)」という、比較的珍しい姓をもち、かつ際立った才能を秘めた二人が同世代で現れたわけである。  そんなの、故ジャニー氏でなくとも「運命!」と感じざるを得ないだろう。たぶん誰だってそう思う。ただし、『KinKi Kids』という名前は付けないとは思うが。
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「DOMOTO」二人の現在
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ライター・編集・インタビュアー・アイドルウォッチャー(男女とも)。ウェブや雑誌などでエンタメ系記事やインタビューなどを主に執筆。

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