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26歳の平祐奈が“11歳からの芸能生活”を振り返る。姉・平愛梨の“独特な演技指導”が追い風に

平愛梨は姉、友達、お母さん。そして芸能界のよき先輩

姉・平愛梨との関係性――普段の平さんは妹タイプなのでしょうか。お姉さんの平愛梨さんとの関係性は。 平:姉とは14歳離れているのですが、周りからは私のほうが「お姉ちゃんみたいだね」と言われることが多いです。まあ、姉がああいう感じの人なので(笑)。もちろん姉だし、でも友達みたいな、時にお母さんみたいにも感じられる相手です。 ――芸能界においては先輩です。そうした相談事は。 平:最初の頃は特にめちゃめちゃ心強かったですし、今でも仕事先のスタッフさんやキャストさんから、「以前、お姉ちゃんとご一緒しました」と声をかけていただいて、そこからコミュニケーションが生まれることもあります。 姉は10年先輩で、そのおかげで私ものびのびとこうしていられると思っています。本当にありがたいです。

姉から受けた独特な演技指導

――かつてお芝居の練習の際に、愛梨さんが美内すずえさんの名作少女コミック『ガラスの仮面』の月影先生のように「仮面をつけるのよ!」と指導してくれたというのは本当ですか? 平:本当です(笑)。 ――それは10代の妹に教えるには、そうした方法がいいと思ったのか、それとも愛梨さんが……。 平:完全に姉が『ガラスの仮面』を好きで、月影先生をやりたかったからです。ドンピシャの世代で、好きで何度も見ていて、姉の中で「やっぱり女優といえばこれ!」というイメージがあるのだと思います。 でも役に入るときに「仮面をかぶるのよ」と思うのは、自分も通った道です。それに、そういう練習をしていたら、実際に初舞台で(『ガラスの仮面』のエピソードに登場する)『奇跡の人』のヘレン・ケラーの役をいただいたんです。
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鈴木杏、高畑充希も演じたヘレン・ケラー役に抜擢
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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