エンタメ

26歳の平祐奈が“11歳からの芸能生活”を振り返る。姉・平愛梨の“独特な演技指導”が追い風に

鈴木杏、高畑充希も演じたヘレン・ケラー役に抜擢

――そうですよね! 平:「『ガラスの仮面』に出てきたヘレン・ケラーの役が来た!お姉ちゃんが言ってたやつ!」とすっごく嬉しかったです。あれはちょっと不思議な縁を感じました。 ――舞台『奇跡の人』というと、鈴木杏さんも高畑充希さんも、ヘレンを演じたのち、アニー・サリバン役を務めました。今後、サリバン先生もやりたいとは。 平:めちゃくちゃ思います。ヘレンを演じていても思いましたが、サリバン先生もやっぱりすごい人なんですよね。めげずに諦めずにヘレンを育て上げた。 サリバン先生にもコンプレックスみたいなものがあったからこそ、ヘレンと共鳴できる部分があったのだと思うのですが、私のときにサリバン先生を演じた高畑さんを見ていても、以前にヘレンを経験していたからこそ生きるものがあるのだろうなと近くで感じました。 私もいつかはサリバン先生ができたらいいな、それくらいの器を持てる人、女優になれたらいいなと思っています。

正解がない物語だからこそ想像力を膨らませてほしい

正解がない物語

(C) 石黒正数・徳間書店/映画『ネムルバカ』製作委員会

――ぜひ楽しみにしています。最後に、改めて公開中の『ネムルバカ』にひと言お願いします。 平:ルカと入巣の日常に入っちゃったみたいな感覚で入り込んでいける作品だと思います。登場人物のキャラが濃くて、刺さる言葉も多いので、男女年齢問わず共感してもらえると思います。正解はない物語だと思いますが、だからこそ、観る方の想像力で膨らませていただけたらと思います。 <取材・文・撮影/望月ふみ>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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(C) 石黒正数・徳間書店/映画『ネムルバカ』製作委員会
『ネムルバカ』は全国公開中
公式サイト https://nemurubaka-movie.com/