帰ってきた脱走ペンギンは男らしくなっていた

殺伐としたニュースが多いなか、ホッと心がなごむ動物ネタ。ニュースをにぎわせた動物たちは、今どうしているのか? その近況をSPA! がリポート!

●東京湾をゴキゲンで泳いでた【脱走ペンギン】
(葛西臨海水族園)

脱走ペンギン

捕獲直後の337号。打ちひしがれているようにも見えるが、とても元気だったそう

 今年の5月24日、82日間の逃走の末に捕獲された葛西臨海水族園のフンボルトペンギン(1歳・名前なし。園での個体番号337号)。なかなか姿が確認できず、諦めムードが漂い始めていたのも事実。

「5月に入って再び目撃情報が寄せられるようになり、捕獲の期待はあったのですが、東京湾は広大ですからね。捜査の網を張るのはなかなか難しかった。今回、園から約8km離れた千葉県市川市の江戸川河口付近で捕獲できたのは、ある意味ラッキーだったかもしれません」(葛西臨海水族園)

 捕獲後、園に戻ったフンボルトペンギンは、少し目の充血が見られたものの、栄養状態は悪くなく、非常に元気だったとか。

「東京湾には小魚も多く、上手に狩りができていた様子。エサを追いかけているうちに鍛えられたようで、胸筋などが他の個体よりも発達していました。家出をした子がたくましくなって帰ってきた、とでも申しましょうか(苦笑)」

 捕獲直後は少し興奮していて、食欲もない様子だったが、すぐに園で通常与えているエサ(アジなど)を食べるようになったという。

「回復も順調なので、6月7日には展示場の群れに戻し、一般公開を始めました。通常、園にいるペンギンには翼の付け根に識別リングを付けているのですが、この個体は逃走時に激しく泳いだりしたせいか、リング付近の羽が一部抜けていたので外しています。当面は、それで見分けられますよ」

― 世間を騒がせた[ニュースな動物]のその後【9】 ―




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