殺伐としたニュースが多いなか、ホッと心がなごむ動物ネタ。ニュースをにぎわせた動物たちは、今どうしているのか？　その近況をSPA！ がリポート ●2本足ですくっと立った【レッサーパンダの風太くん】 （千葉市動物公園） “立つレッサーパンダ”として話題を呼んだ千葉市動物公園の風太くん。 「7年前に全国紙に風太の記事が載ったのがきっかけで、テレビ局が何社も取材に来たんです。当時の飼育担当者も戸惑ったみたいです。というのも、レッサーパンダはもともと立つ動物なので、特に気にとめてなかったから」（担当飼育員の濱田昌平さん）って、風太くんだけが立つわけじゃないの!? 「ただ、ほかのレッサーに比べて好奇心が強くて足腰も丈夫なため、長時間立っていられたのだと思います。話題になってからはお客さんが増えましたが、あまりに数が多いと風太たちもくたびれてしまうので、健康管理により気を配ったようです。私が担当になった’07年にはレッサーパンダの展示場が整備されて、屋外から冷房完備の屋内になり、運動場も広くなりました。これは風太が話題になる前から計画されていたことなのですが、世間からは風太のおかげでできた“風太御殿”なんて言われたりしましたね（笑）」 　風太くんはその後8頭の子をもうけ、さらに子供の子もできたため今やおじいちゃんに。濱田さんいわく、「風太の奥さんも子供もその嫁もみんな立ちます」。やっぱフツーに立つのね。でも、ファミリーで総立ちってのは壮観かも!? ― 世間を騒がせた［ニュースな動物］のその後【6】 ―