雑学

「読モ」っていったい何人いるの? 勝手にカウントしてみた

’00年代初期に火がついた読モブーム。とどまるところを知らぬ増殖・進化の背景を定量的に分析してみた!

◆独自調査で発覚数千人の“読モ”がいた!

モデル

※写真はイメージです

 女性たちの間では憧れの的としていまだブームが続く「読者モデル」、通称・読モ。幾多の女性ファッション誌に目を落とせば、人気読モに密着した数ページにもおよぶ特集、そしてモデル業の花形である「表紙」でさえ読モが飾っていることも少なくない。いったい彼女たちは何者で、どのくらいの人数が活動しているのか。SPA!取材班は定義があやふやな読モの実態を探るべく調査に乗り出した。まずは製作者側の考える定義を確認すべく、各誌の編集部に問い合わせることに。すると意外な事実が判明した。

「読モではなく、スーパー読者として一般の方に不定期で登場してもらっています」(赤文字系ファッション誌)、「一般人の登録システム。読モという位置づけはありません」(ティーン誌)、「読者モデルと言っていいかわかりませんが、ブロガーさんやモニターさんが1000人くらいいて、誌面にも登場してもらっています」(生活情報誌)と、雑誌側の基準もまちまちなようだ。正確な人数を把握している雑誌もあるが、大半は「どこまでが読モか判別できない」「正確な数を把握していない」「その都度募集、入れ替わるので数はわからない」とあやふやな回答も多かった。

 一方、雑誌に出る側の認識はどうか? ストリートスナップが頻繁に行われる原宿・表参道にて街頭取材することにしてみた。到着するやいなや、巨大な行列を作る女性たちの集団を発見。先頭の女性に話しかけてみると、「読モのイベントの行列なんです。私なんか1時間以上前から並んでるんですよ♪」(20歳・女性)。

 イベントのために2時間近くも電車を乗り継いできたという。読モの集客力を目の当たりにした後、数時間にわたりおよそ100人の女性に声をかけてみると、10人中1人が読モを自称するという結果に。しかし、取材に応じてくれた女性たちも読モの定義がまちまちだ。

「スナップに1回載った。読モとして企画ものにも呼んでもらいました」という女性もいれば、「『写真を撮らせて』って声をかけられて、10回以上載りました。でも読者モデルではないと思う」と、答える女性もいた。リサーチすれども読モの定義が定まらぬため、取材班は独自に芸能人、プロの専属モデル、アパレルのプレス・販売員を除いたファッション、美容ページに出る一般人を読モと認定。青文字系ファッション誌(主に原宿系)から、赤文字系ファッション誌(代表『CanCam』)、ギャル系ファッション誌(代表『egg』)に至るまで、とにかく各誌の誌面をチェックし、前出基準に該当する人物を片っ端からカウントしてみた。すると、その数、90誌でおよそ4285人。単純計算で一誌あたり47人の読モを抱えている結果になった。本誌の独自基準ゆえ若干の差はあるだろうが、驚くべき人数の読モがいることが発覚したのだ。

【調査対象媒体】
『CanCam』(22人)、『AneCan』(52人)、『Oggi』(19人)、『Domani』(36人)、『美的』(14人)、『SAKURA』(10人)、『MORE』(100人)、『BAILA』(40人)、『MAQUIA』(10人)、『LEE』(5人)、『Marisol』(55人)、『eclat』(3人)、『with』(11人)、『ViVi』(79人)、『Grazia』(10人)、『VoCE』(27人)、『GLAMOROUS』(10人)、『GLOW』(50人)、『InRed』(16人)、『steady』(20人)、『mini』(8人)、『CUTiE』(14人)、『JJ』(76人)、『CLASSY』(29人)、『VERY』(42人)、『STORY』(18人)、『美STORY』(60人)、『HERS』(42人)、『Mart』(42人)、『Gainer』(45人)、『Popteen』(30人)、『BLENDA』(30人)、『美人百花』(10人)、『EDGE STYLE』(85人)、『Ray』(30人)、『S Cawaii』(40人)、『mina』(50人)、『ゆうゆう』(7人)、『an・an』(100人)、『古着Mixガールズ』(54人)、『FYTTE』(7人)、『Zipper』(15人)、『nina’s』(50人)、『SEDA』(89人)、『saita』(104人)、『JELLY』(21人)、『Ranzuki』(42人)、『men’s egg』(30人)、『egg』(130人)、『MEN’S KNUCKLE』(40人)、『Used Mix』(50人)、『streert Jack』(26人)、『MEN’S CLUB』(2人)、『ELLE girl』(19人)、『サムライマガジン』(8人)、『Samurai ELO』(20人)、『小悪魔ageha』(72人)、『I LOVE mama』(76人)、『Happie nuts』(190人)、『JSガール』(スナップを含め202人)、『NYLON JAPAN』(7人)、『CHOKi CHOKi』(50人)、『CHOKi CHOKi girls』(54人)、『KERA』(20人)、『Men’s SPIDER』(32人)、『カジカジ』(6人)、『カジカジH』(104人)、『関西 girl’s style exp.』(110人)、『ニコ☆プチ』(90人)、『CREA』(230人)、『オレンジページ』(6人)ほか多数。

※()内が読モの数。独自のカウント調査のため、実際の読モ数と誤差が生じる場合があるかもしれませんがご了承ください。

― [読者モデルの現実]ピンからキリまで!【1】 ―




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