お笑い芸人がモテる2つの理由
―[お笑い芸人がモテる2つの理由]―
テレビを観ていて、やはりどうしても気になってしまう究極の謎。ミキティと結婚した庄司智春、ユッキーナをGETしたフジモンなど“嫁が美女芸人”もいれば、『FRIDAY』に頻繁に撮られがちなワッキー、日本を代表する歌姫をオトしたロンブー淳など“浮き名を流しまくる芸人”まで。なぜ、お笑い芸人ばかりがこうもモテるのだろうか?
そこで“お笑い芸人のモテる秘訣”を、笑って学べる“自己啓発小説”『ハケン芸人』を先日上梓したばかりの放送作家の田中イデアさんに伺った。
――なんで芸人ばっかりがモテるんですか? やっぱり面白いからでしょうか?」
「面白いこともモテる1つの要素ではあると思います。しかし、それだけではないでしょう。彼らがモテる大きな理由として、空気を読む力とギャップ力の2つが挙げられます」
――どういうことですか? 詳しく教えて下さい。
「たとえば、バラエティ番組における芸人の役割ってなんだと思いますか?」
――ふざけたり、冗談を言ったりして盛り上げることでしょうか?
「表向きはそうなんですが、実はただふざけたり冗談を言ってるだけではないんです。彼らは番組の流れを理解し、空気を読みながら冗談を言っています。流れを止めてまでボケることはしませんし、他の芸人が目立っている時に邪魔になるような入り方は絶対にしません」
――なるほど……。そんなことを考えながらボケたりしてるんですね?
「番組でよく『いじる』とか『いじられる』といった状況がありますよね。これもただやみくもに『いじって』いるのではなく、ちゃんと相手がおいしくなる様に考えて行われています。『いじられる』ほうも、それを理解しているため、笑いが生まれるのです」
――バラエティ番組で空気を読む力が女性と接するときにも作用してるってことですか?
「そうですね。合コンでもデートでも、どうやってその場を盛り上げるか? 相手を気持ちよくさせるか? それを考えるのが芸人は得意なんです」
――では、もう1つの“ギャップ力”とはどういうことですか?
「最近の芸人は面白い以外にも、いろんな武器を持っています。歌が上手かったり、スポーツが得意だったり、頭が良かったり。そういう『芸人なのに○○』というギャップ力を見せられると強いですね」
――確かに。女性はギャップに弱いって言いますもんね。でも、これって芸人だからモテるってことですよね? 僕たちみたいなサラリーマンだと通用しにくいのでは?
「いえいえ、一流の芸人こそ一流のビジネスマンなんですよ。恋も仕事も芸人から学ぶことが沢山あるんです」
――えっ! どういうことですか!?
★後編では“一流の芸人に学ぶ仕事術”について田中イデアさんに解説をして頂く。
●『ハケン芸人~伝説のコンサルタント芸人・ポックリ小林の教え~』(扶桑社刊)
ダメ社員、ダメOL、ダメ上司をカリスマ芸人が熱烈指導!「笑えないほど傾いている企業を笑いの力で立ち直らせる」をコンセプトに、コミュニケーション本で実績のある著者が描いた一冊。“笑って学べる自己啓発小説”ここに誕生!
【田中 イデア】
放送作家・ライター。本名同じ。鹿児島県出身の33歳。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程を修了後、作家デビュー。テレビ・ラジオ・雑誌だけでなく、ワタナベコメディスクール、東京アナウンス学院、松竹芸能タレントスクールでネタ見せの講師も。著書に『お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術』『お笑い芸人に学ぶ いじり・いじられ術』(どちらもリットーミュージック)がある。
ハケン芸人 ~伝説のコンサルタント芸人・ポックリ小林の教え~ “笑って学べる自己啓発小説”、ここに誕生 |
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