リンダIII世東京初ステージで衝撃走る【TIF2013フォトレポート】
―[TIF2013]―
日刊SPA!で取り上げてきた、群馬県在住の日系ブラジル人ガールズユニット「リンダIII世」がTIFのステージで念願の東京初進出を果たした。リンダIII世はこれまで、活動を群馬県限定としており、最近はメディア露出こそ多いものの、依然謎に包まれた存在ゆえ、その一挙一投足に注目が集まった。
朝10時。TIFのメイン会場となるZeepTokyoの「HOTSTAGE」には開演を前にして長い行列ができていた。列の先頭には黄色と緑の「ブラジルカラー」のTシャツを身にまとったリンダIII世のファンと思しき男性陣が開場を今や遅しと待ち構えていた。
10時半、あっという間に満員となった会場。およそ2000人のアイドルファンが固唾を飲むなか、2日間に渡るTIFのメイン、HOTSTAGEのこけら落とし。そしてリンダIII世の東京初、いや群馬以外初ステージの火蓋が切って落とされた。
「21世紀初頭、世の中はアイドルブームとも、アイドル戦国時代とも呼ばれ、人々は毎週のようにお気に入りのアイドルライブに通い、その歌声や踊る姿を楽しみ、握手をし、グッズ等を購入している……それについて特に意見はありません……」謎の男性のナレーションと共に流れるPV。「かつてアントニオ猪木は力道山から『お前は日系ブラジル人』で行けと言われたが、そんなことなど到底知るよしもないリンダIII世は生粋の日系ブラジル人3世なのだ」シュールな文言に静まり返る観客席。しかしそれを助走とするように、彼女たちの登場で観客は一気に爆発した。
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黄色と緑のチアガール姿。Roda(円)と呼ばれる、前の人の肩に手をおいてぐるぐる回る、ブラジル人が祭り等で盛り上がった時に見せるスタイル(格闘技ファンにはグレイシー・トレインとしても有名)で登場した5人。しかし謎の男性3人が混じっているではないか。柔術着、スーツ姿、そして銀色の全身タイツ姿のオッサン……意味不明なキャスティングに首をかしげるアイドルファンたちもいた。
「初めまして~!オイー!」「オイー!!」。観客たちとのコール&レスポンス。ポルトガル語で「やぁ!」という感じのアイドル界では絶対に聞かれないだろう挨拶も観客の反応は上々。ドラムンベースのビートが利いた2ndシングル「愛犬アンソニー」からスタート。
途中ボックスを踏むステップで、メンバーの後ろをうろうろしていた全身タイツのオッサンダンサー(?)が乱入、ステージ上の下手にはヒクソン・グレーシーに似せた(?)柔術着の男とスーツ姿の男が仁王立ち、腕組みをして微動だにしない。
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『愛犬アンソニー 』 JでもKでもない、B-POPの破壊力! |
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