安達祐実「花魁を演じるのは33歳を迎える今がギリ」
※10/21発売の週刊SPA!「エッジな人々」では安達祐実のロングインタビューを掲載中。今回演じた吉原遊女の人生と「自分の人生は似ている」と語る、彼女の真意とは?
<本誌構成/倉本さおり 撮影/吉場正和 再構成/SPA!編集部>
『家なき子』以来20年ぶりとなる主演映画『花宵道中』で安達祐実が演じたのは悲しい運命を背負った花魁。「気付いたらもう女優だった」という彼女が今、フルヌードで激しい濡れ場に挑んだ理由とは?
「私は基本的に、役であれば何でもできるって思うタイプなんですよ。最初こそ緊張しましたけど、一度撮影が始まると、そのシーンの感情に集中するようになるので途中からは平気でした。それに、花魁って年齢が上がってしまうとできない役ですから。演じるなら33歳を迎える今がギリだなと思って(笑)」
今回の映画では濡れ場は3度あるというが、一番難しかったのは3度目のシーンだという。
「ほかの2回と違って、実際に愛する人とそういうことをしている現場を覗き見られてる感覚っていうか(笑)。遊女として、仕事としての振る舞いではなく、フィクションの要素が薄い分、自分自身を見られてる意識になって恥ずかしかったです」
本読みの段階で、監督から「うますぎるからむしろ下手に演じてほしい」と言われたというが、それはどういう意味だったのだろうか?
「たとえば役者って、気持ちの部分で90%しか役にハマってなかったとしても、残りの10%は技術で埋められるんですよ。でも、今回は『そういう技術を使わない』という約束を監督としました」
安達祐実渾身の演技が見られる映画『花宵道中』は11月8日からテアトル新宿ほかで全国ロードショーされる。
『週刊SPA!10/28号(10/21発売)』 表紙の人/久松郁実 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
ハッシュタグ